09/6/15

■ 先日の記述を読んだ呑み仲間から、「7ケタの借金ってすごいね。どんなギャンブルを!? こわいなー。」とかいうメールが来ました。
いや7桁云々はギャンブルではなく、ただの頭の悪い不注意による産物ですよ…てか、そもそも不発に終わった可能性の話で、ないよ借金!(^^;;)
や、もちろんシャレなメールだと思ってますが…普通に心配されてないよな?
■ マジでコメントすると、自分の性質を鑑みると共に諸々の経緯を経て、それに身を委ねると人の倍速で転落出来ると予測できた時から、博打と喧嘩はしないことにしています。
何にせよ、『趣味』とリアル生活(仕事つか人生つか)はきちんと分離して生きているから大丈夫ですYO!(笑)



■ …とか書いている最中に、同僚から来たメールのマジな業務連絡の文末に、「『嘘喰い』の外伝が載った雑誌が出てたよ〜」とか書かれていました。
うん、知ってる。てか、アレ? 趣味と生き様が分離されていない印象?

09/6/11

■ 『あずまんが大王/1年生』

あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

あずまんが大王1年生 (少年サンデーコミックススペシャル)

いそうでいなさそうでもいたらいいなぁ…の、おちゃらけ先生とスっとぼけた生徒が集う愉快な高校教室に、優秀な編入生(10歳)や愉快な転入生(大阪人)が加わり繰り広げられる、スチャラカホイホイな突っ張らないハイスクールロケンロールライフ<…ロック?<個人的にはアコースティック&テクノポップなイメージ
『21世紀の4コマ漫画は、ここから始まりました。』の謳い文句に相応しいエポックメイキングの作品が、『10年経っても衰えない再読性を誇るコミックスを、次の10年に向けて装いを新たにしてみました。』の新装版で刊行。
さりげない随所の描き直しに新作の収録も含め、既刊の愛読者から新規読者まで必携の1冊に新生されましたなぁ。てかキムタク同様、先鋭なのに汎用なネタであり、それゆえ時折読み返してしまう作品だったため、懐かしさをあまり感じないという心の教科書的存在ですよ。真の面白さは色あせません。
あずまんがと言えば、内容の面白さに加えてよつばスタジオの里見氏によるデザインやコピーが秀逸過ぎる印象なのですが、新装版でもその魅力が遺憾なく発揮されております。
巻末の『電撃大王』のADネタがまた面白く。そしてゲッサン掲載の広告ページにも爆笑。そうだ、キムタク(愛称)とも大王繋がりだ!(笑)

■ 『町でうわさの天狗の子/4巻』
町でうわさの天狗の子 4 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 4 (フラワーコミックスアルファ)

募る秋姫の恋心は、けれどその照れと思いやりの気持ちによって裏腹に、タケルの『恋』を冷ましてゆく…。
庇護欲を寄せ付けない秋姫の『強さ』に恋の坂道を転げ損なったタケルは、けれどその力に比して心は乙女な彼女に征服欲を抱くほどには自我が強くもなく…てか、いい人(というか純朴?)だよなぁ彼は。
俊を含めた三角関係まで行くのかなと思っていたのですが、存外早い幕引きだったなと。しかしそれが感じさせてくれたのは、自分の『ラブコメ萌え脳』を裏切る失望ではなく、予想される高揚には添わずともなお惹かれる静かな痛みと甘さでした。
『女』ではなく『少女』のソレだった秋姫の恋の、はにかみと高揚を初々しく魅力的にえがいてきた物語は、それが失われた時間をも愛おしくえがき出していたよなぁと。
当人同士の誠実さ(けれどそれが結実しなかった現状)もそうですが、それに立ち会った人たちの思いやりやいたわりに、また心が震えたというか。そんな友人達にもまたそれぞれの恋があり…それが報われるにせよ、秋姫のように切ない思い出になるにせよ、最後はみんなが笑っていてくれたらなぁと願わずにはおられません。特に赤沢ちゃんの恋は前途多難過ぎで猛烈に気になりますなぁ。
天狗さまなお父さんの、秋姫に対する懐の深いラヴっぷりにも萌え。
『おんなのこ』な秋姫の一喜一憂が魅力的な作品ですが、『天狗の子』としての秋姫の活躍も、また見てみたいなぁと思いました。