めりーめりー@嘘喰い


■ ここ数日フヌケていてネタを仕込む余裕がなかったので、季節っぽいのをざっと描いてみました…が、ゴイスハンパで陳謝。てか誰だよコレ?(^^;;)
更に大味さが分かる足元までの全図(死)
■ 個人的嗜好の分類では、この人たちは『癒し系』です<だから誰(略)



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の173話感想。
■ 『雄牛の子宮』がついに決着。
存外あっさりした『後始末』だったなと思いつつも、某症候群末期的に喉をかきむしるような期待感に焼かれたまま年越しをせずに済んで良かったなと(笑)
次回は『百鬼夜行』で一同合流(あーんど姐さんの予約訪問w)とかでしょうか? 生きているといいですねぇカール。
■ 蘭子の手下の『外で少し気になる事が』というのは結局、滑骨の方の『備え』だったっぽいですな。梶ちゃんは本当に徒手空拳であんなゴリ押しをしていたようで…やはり理解しがたいですよ彼は(^^;;)<この辺りは後述
■ で、何だかんだで面倒を見てくれる伽羅の、アフターケアが行き届いた『訓練された』ツンデレっぷりがゴイス(笑)
だがそんな彼の『格好良さ』を見て、「あー、梶ちゃんに一番足りないのは『説得力』(弁舌的なものではなく存在的なそれ)か」と思った次第(ソリャつまり『実力』とも言えるのですが、能力が伴わなくても説得力が生まれる場合もあるので、あえてこの形容で)
■ そしてインパクト極大な登場シーンに比較すると、以降の活躍は尻すぼみ気味だった上にあっさり退場してしまった滑骨。そのユニークさに加え、彼が口にした『(伽羅とは)格も質も違う暴力』とやらには期待していたので、諸々とても残念です。
まーその辺り(自分が妄想した『陰謀論妄想を地で行く社会制裁的暴力』とやら)はいずれ、きっとアイデアルのボスとかがハイエンド級で行使してくれるものと期待(というか妄想)しております(笑)
■ あと、残されたオニギリがシレっと斑目組に入ったら笑えるなとか<ないない

■ 以下、私的偏見による梶ちゃん周りの話(言葉が足りなく誤解されたら申し訳ありませんが、これは批判ではなく、あくまで個人的な印象のメモです)
■ 梶ちゃんの口にする『正論』(だが立場と状況をわきまえないものが「正」として通用しないことをイマイチ理解していない)も、そんな梶ちゃんの揚げ足を取り論旨をすり替えてからかっているとしか思えない滑骨の揶揄も、態度にせよ内容にせよ、その『自慰具合』では両者のレベルに差はないよなと思ったり。
■ ちうか梶ちゃんは、何でそんなに滑骨に『郁斗殺し』を認めさせたいのだ?
『そんなことは滑骨には十二分に自覚できているが、単に『郁斗の命』に対して、『金になる』(立場や役回り)以外の部分には意味や価値を感じていない』だけ(なので罪悪感も贖罪の念も湧きようがない)だということが、彼には理解できていないのだろうか?(あるいは理解はしていても納得したくないためかもしれませんが)
てか、まさかこの段に至ってもまだ、『自分の正しさ』が『自分の力』になるとでも信じていたのか?<流石にソコまでおめでたいとは思いたくありませんが
■ 異なる価値観や思想を持つ相手を短時間で自分のソレに従わせようとしたら、穴のない論理(あるいは穴を見せない話術)と、心理操作を駆使した(ある意味で洗脳に近い)対話手法が必要になるかと。あるいは一足飛びに力(権力であれ財力であれ暴力であれ、圧倒的な力)にものを言わせ、相手を屈服させて意に添わせるしかなかろうかと思うのですが。
■ しかしそのどれをも成し得ぬ梶ちゃんが実際に取った行為は、自分の価値観と独善の倫理のみを盾にして、『強制力のねー約束』を声高に叫ぶだけだったという…いや、ソリャ『正』でも『卑』でもなく、単に『愚』でしかないよなと? あげく自分の言論による要求が叶えられないと悟るとタイマン勝負ってアナタ…。
まぁ前述の極端な対処法((仮にせよ)自発的な恭順が得られなければ、実力行使により制圧)通りではあるのですが、あまりに短慮で思考停止甚だしい『子供の駄々』の延長で、「コレが『若さゆえのあやまち』ってヤツか…?」と、あきれると言うよりただ呆然となってしまいました。
そして当然のようにフルボッコて…とりあえず、後遺症が残るケガを負わされなくてマジで良かったね?(^^;;)<蘭子やレオが止めるだろうので命までは取られなかったでしょうが
■ そして梶ちゃんは郁斗の(その死の)『何を』背負うというのだろうなぁ?
それらしいモノの見当ならいくつも思い浮かびますが、正直彼の様子からは、そのどれもを『実感』として背負うようには見えないのですよな。<あるいはこれからソレを骨身に染みて思い知っていくのかもしれませんが。
あと、ネクタイの件を引き合いに「殺そうと思っていたんじゃないか?」と詰問された時に、口では否定していた梶ちゃんの脳内で、本当のところどんな考えが思い起こされていたのか。殺意の有無はさておき、もしその『真意』を未来の(成長した)彼が回顧した時に、それが彼の中でどんな意味を持つのか…と、まぁこの辺りは完全に妄想ですが(笑)
■ あー、うん。でもそういう諸々を自覚した上で出たのが最後のつぶやきだとしたら、今後の梶ちゃんの更なる成長が期待できそうで先が楽しみですよ。
ただの売り文句への買い言葉だったのかもしれませんが、滑骨の説を逆説的な『感傷』だと見抜いた(のかなぁアレ?)点も、その洞察力(というより直感力とか共感力?)が彼の武器として伸びていくと面白いかなと。
■ まぁ何というか…梶ちゃんのキャラクター性は大層好ましいですし、その道徳観や日常(&庶民)感覚には親しみを覚えるものの、反面、彼の行動原理やそれによってもたらされる行動そのものには共感出来ないよなぁとか思ったワケですが、「そんな自分の中の許容と反発の狭間に横たわる分岐点、それを支点に揺れ動く(ように見える)梶ちゃんの在り様こそが、斑目さんが『キモ』と形容している部分なのかな」と、ふと思ったりもしました。
■ ともあれ今回のエピソードは話の面白さだけでなく、その主役を務めた梶ちゃんの人となりや成長や問題点が浮き彫りになっていて、色々な意味で興味深くエキサイティングな物語でした。
この先、そんな彼があの斑目さんの側でどのような進化、あるいは変化を遂げるのか? 今後も興味深く見つめていきたいと思います。