06/3/28

棺担ぎのクロ。~懐中旅話~ (1) (まんがタイムKRコミックス)■棺担ぎのクロ。 1巻/きゆづきさとこ/芳文社
巨大な棺を担ぎ、コウモリのセンと共に魔女を捜す旅を続けるクロが出逢ったのは、不思議な力を秘めた白い子供のニジュクとサンジュ。
子供たちはクロから遠くへと広がる新しい世界を、クロは子供たちから彼方に置き忘れた大切な心を。受け取り、そして与えあって道を歩む。
すれ違う人達と、束の間心を触れ合わせながら。
クロが魔女を求める理由。棺の意味。その体の秘密。朗らかに見えても明るいばかりではない世界で、3人がどこへ辿り着こうとしているのか…気を長くして物語の続きを待ちたいと思います<1年かかって1冊刊行なので(^^;;)
ニジュクとサンジュのやりとりや仕草、一挙手一投足がいちいち愛らしくてたまらんですよ。目の前にいたら攫うなアレは<犯罪
しかし今巻ラストでの、『クロちゃ』だった呼び名が『クロちゃん』になり、ちょっと大人っぽい口調になった(恐らくは未来の)二人の回想的モノローグが気になり…。
この手の『今なら分かるけど、あの時はまだ…』みたいな、『どうにも取り返しのつかないほど遠く失われた愛おしい過去に、未来から思いを馳せる』というようなシチュエーションに弱いのですよな。
まだ死はおろか、別れの意味すら知らない小さな二人が…そして二人と手を繋ぐクロが辿り着くであろう旅の果てが、どうか優しいものでありますように。



てけてけマイハート 5 (バンブー・コミックス)■てけてけマイハート 5巻/竹本泉/竹書房
並んで歩くと兄妹と間違われてしまう、ちんまり奥さんのぞみとしっかり旦那さんしげるの結婚生活も、気付けばはや1年が過ぎ。両家の父母の間を行き来しつつ、今巻ものんびり夫婦生活を楽しむご夫婦のボンヤリでまったりな日常模様。
何の変化もないように見えて、のぞみもちょっぴりスキルアップしていたり。しかしそのスキルがあまり活用されていなかったりするのも、まぁいつも通りな?
それにつけても吉田母の萌えキャラっぷりには、今回もまた惚れ直しました<いや、コレは偏った萌え私感のたまものですが
吉田家はお父さんもいい味なのですよな。この親にして吉田在り。
でもって早坂家もあの親にしてあの子あり…というか、恐るべき母方ツリーの遺伝属性(笑)