06/5/20

■ 『花の下にて春死なむ/桜宵 /北森鴻

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

花の下にて春死なむ (講談社文庫)

桜宵 (講談社文庫)

桜宵 (講談社文庫)

『わたしは単なるビアバーの主人にすぎませんから』
度数の違う4種のビールとそれによく合う最高に美味い料理を出す、三軒茶屋の路地裏にあるビアバー『香菜里屋』。
『日常に生じた謎』に話を咲かせる客達と、それを解き明かすヨークシャーテリアに似た風貌を持つマスターの工藤が織りなす、人と酒と謎の物語。

連作短編集。GW帰省時に、暇つぶしにと書店平台にあった新刊(2冊目)の方を購読したら面白かったので、1冊目も購読。
通勤電車で読んでいたのですが、出社時なのに激しくビールが呑みたくなって困りました。その上、作中の料理がいちいち美味そうなので、朝食抜きの身には更に堪えましたよ(^^;;)
あ〜、ウチの近所にも『香菜里屋』みたいなビアバーがないかなぁ。百歩譲って、本当に三軒茶屋に実在しないかなぁ!
ハードカバーで発売中の3作目が、早く文庫化されることを願っています。

凶笑面 蓮丈那智フィールドファイル? (新潮文庫)そいや昔読んだ『凶笑面−蓮丈那智フィールドファイル』は、「面白かった」という感想以外の全てを忘却しているなぁと…でもってソレがドラマ化されたのをビデオ録画したまま観ていなかったなと思い出し。
で、今ちょっと気になって検索してみたらば、こちらも続編が(しかも2冊も)発売されていたという罠…いっそまとめて買って読み直すか。