アルカディア9月号
■アルカディア9月号を購読しました。
そんなワケで以下、延々とニデラ話…というか、ケイナに特化した話。
（無駄に長いので、興味のない方はスルーして下さい）
■てっきり古いキャラ順に公開するのかと思っていたら、いきなりケイナが紹介されていて驚きましたよ。
折角の機会なのでここで、過去にHPや雑誌で公式公開・追加・変更（微妙な言い換え）されたケイナの設定を年代順に列記し、その変遷を振り返りながら自己満足的にコメントをしてみようと思います。
【5th】（基礎設定）
年齢不詳／神戸出身／A型
好物：Mr.T・新しいモノ・携帯待受画像・スニーカー・手作り弁当
何ごとにも燃えている熱い野郎
初対面でも挨拶は「燃えてるか〜？」のフランクな男
夢はゲームの「モンスタープログラマー」になる
IIDXをやる度に「ここの動きが甘い。処理落ちしている。」などと愚痴をこぼす
文系出身ながら計算は得意
『少々暑苦しい体育系のダメヲタ』という混沌とした印象。
つーか、『文系出身』なんて設定もあったのだよなぁと。
『伝説のハカー（笑）』な過去設定は、ここで付与されました。
笑っていますが、まんまとハマりました。
【アルカディア03年4月号・GGG】
faboriteに黒い炭酸飲料が追加。
職業→フリーランスのプログラマー兼エセギタリスト
識＆ジルチと新感覚体力派バンド『胃ーあーる漢方』（バンド名はジルチの紹介の際に公開）を結成したが、早々に壊滅の危機
世界中の国家関係重要ネットワークに何度も進入した天才ハッカー「α-CLOCK」としての裏の呼び名を持つ
世界でも10指に入る大富豪の跡取りで、財閥令嬢のツガルのみが正体を知っている
レールを敷かれた自分の将来に疑問を持ち出奔。両親はツガルを通じて説得に当たっているが、今の所本人に帰る気はあまりない
エリカの依頼で彼女の妹の行方を財閥の強力なネットワークで捜索してその正体を知るが、言い出せずに手作り弁当をモグモグとゆっくり食べる始末
リリスに友人以上の好意を抱いている
大富豪の跡取り設定が付与され、伝説のハカー（笑）の所行とハンドルが明確になりました。リリスに対する恋心も発覚。
そしてエリカに対する態度からヘタレ疑惑が生じました。
なお、当時の日記LOG（はてな利用前）をあさった所、このような考察文が出てきました（若干の修正を加えて以下に転載）
■ケイナは大富豪の跡取り息子でありながらソレを拒否して家を出たワケですが、両親はケイナの（多様な意味での）『相続』を望んでいながらも、家の権力と財力を用いて直接的な実力行使でケイナを連れ戻すのではなく、友人（知人？）であるツガルのプライベートな交友に頼って説得させるという、実に婉曲な方法でケイナを家へと連れ戻そうとしています。
■そしてケイナ自身も、『帰る気はあまり無い』という曖昧なスタンスを取っており、加えて彼は『（エリカの）妹の行方を財閥の強力なネットワークで捜索』という風に、家を出てもその特権を駆使して恩恵を享受していたりします（情報は資産であり、ソレをもたらすルートも同様です。無論ハッカーであるケイナはソレは重々理解しており、コレはその上での行為と思われます。いや、思うだけですが。）
■この事から彼が、両親の意志に反して家を出ながらも、（少なくとも家の力を己の裁量で使用できる程度には）現在でも両親（一族、あるいは係属）とはごく円満な関係を保持しているであろう事が推測されます。
■「家を出たのにその家の力を使うのか？」と考える向きもあるでしょうが、故人的には（発生するリスクを視野に入れつつ…入れてるよな？）使えるモノは何でも使うという柔軟な姿勢には共感できるなぁとか。
恐らく現実的な己の存在位置や意義と、精神的なプライドの置き場所との兼ね合いやバランスを取れている人なのではないかと？自己存在確立の基盤の一つとなる『経済的自立』も果たしているようですしね。
…ってな御託はともかく、真っ先に思ったのは、「ケイナは『有閑倶楽部』の松竹梅魅録っぽいよなぁ」とかいう事でした（笑）＜家庭環境は魅録というより悠理に近いような気もしますが。
…とか思っていたのですがね（苦笑）＜アルカディア06年9月号の項を参照
『黒い炭酸飲料』がコー○かペ○シかDr.○epperかサ○ケなのかは謎ですが、納豆にマヨネーズをかける男なので、後ろ2つが有力かと？
【IIDXバイブル（04年12月刊行）】
部屋いっぱいのパソコンに囲まれた「電子の要塞」に一人暮らし
齢11才にして、世界中の国家機関の重要なネットワークに何度も侵入した天才ハッカー「α-CLOCK」としての禁じられたハンドルネームを持つ
留守中にパソコンを使いにきたエリカにうっかり情報を見られて（どうやらデータを画面に出しっぱなしにしていた模様：エリカの項参照）真実が露見→衝撃を受け立ちつくしているエリカに、事情を告げて、肩の荷も降りたとばかりに一安心。ちなみにその『真実』とやらは半年以上も言いあぐねていた
ジルチや識とは雑談から真面目な話まで腹を割って話せる仲。
しかしジルチの料理によって自宅でボヤ騒ぎが発生。パソコンを消化器まみれ（というか薬剤まみれだよな）にされ、データが消失（メイン使用のパソコンは難を逃れている）。以降、家に「ジルチ出入り禁止」の札が貼られる
リリスの密かなファンにして、ヒゲとツインでセムの天敵
伝説のハカー（笑）設定が彫り込まれました。
しかしかなり半端な形での『秘密』の露見により、どこまでが計算でどこからがうっかり天然なのか、そもそも隠す気があるのかないのか分からないケイナに対するヘタレorうっかりさん疑惑が更に加速しました。
識やジルチとは『腹を割って話せる仲』と言う割に、己の出自は（06年設定に至っても）秘密にしている模様。
リリスに対する感情が、微妙に『ファン』という形での軽目のテンションに。
その他、BIBLE読了時の私的感想はこの辺を参照＜現在読み返すと的外れなことも書いていますが。先月のアルカディア掲載の士朗の設定とかは、もうあらゆる意味で超越してるしなぁ…あれぞ御大の真骨頂かと。
■そして今回問題の追加設定が以下。
【アルカディア06年9月号・DJ NUMBERS】
favoriteにゲームサウンドとネットが追加
世界に名高い大富豪の御曹司／天才少年ハッカー「α-CLOCK」として大問題を起こしたが、何とか財閥の力でもみ消された
その後実家では全ての行動を監視下におかれ、言動などに対しても常に制限されていたが、高校の卒業を機に家中のシステムをハックして家出。
現在はユーズのデザイン事務所で、薄給でコキ使われている
一人称が『私』で、ですます口調
え〜、自分の中でのケイナの属性が、マダオ（まるでダメなお坊ちゃんの略）認定されましたよ〜（笑）
事件が露見するだけならともかく、犯人として正体が露見するのはスーパーハカーじゃないヨ！ましてや家の力で尻ぬぐいされてちゃダメだヨ！『伝説』の二文字が泣くぜ！…ちうか、『大問題』とか単純な言葉であっさりと書かれると、何だかスケールが小さそうだよなぁ（笑）
そして監視下に置いて言動や行動までも制限しておきながら、監視対象にハッキングを許したあげく逃走を阻止できない『世界に名高い大富豪』の手腕や、そのセキュリティシステムはどうなってるんだかなぁヲイ（笑）
まぁこの辺りは例によって、御大の『ミラクル設定』のおちゃめなヌケ部分なのでいいのですが。
でもってケイナは『最終学歴＝高卒』なのですな。
超絶金持ちのボンボン＆手に職(?)があるので、一般庶民として生きて行く分には問題なさそうですが…しかし『世界に名高い大富豪』としては、跡取りが高卒ってのは家の体面的にどうなのかなぁ。あるいは学位を金で買ってフォローしたりするのだろうか？
などなど、以上の諸々や微妙にかわいこちゃん系(?)になったビジュアルを踏まえてた上であの『ですます口調』を見ると、単に育ちがいいからというだけではなく、世間知らずのイメージを覚えてしまいますな。
■さて、諸々とツッコミを書き連ねてきましたが、結論を言えば「まぁコレはコレで」といった気持ちです。
GOLI御大の『どこまで本気なのか分からないミラクルどり〜夢』の笑いのファンとしては、少々物足りない設定（マダオオチ）ではありましたが。
御大にはハジケリストとして、もっと思いっきりハジケた設定で魅せて頂きたかったですよ。
■…だって、「ネタだったらここまでやって欲しいよなぁ」と思って考えていた自分の妄想設定ネタ（スーパーハカーから伝説になった経緯とか、家族関係とか）の方が、よっぽど痛ましい香ばしさでしたもの（＜苦虫を噛み潰したような笑顔で）
その辺りは色々考えたものの、サイト運営時には結局描きませんでしたが…描かなくて良かったなぁ（^^;;）＜公式との『相違ネタ』としては面白かったかもしれませんが
■妄想といえば、ケイナ（情報戦のエキスパートで底なしの財力）とサクラ（臨死体験から復活した直後に特殊施設から脱走できる運動力とバイタリティ。加えて憑依能力）が組んだら、大抵のミッションインポッシブルをこなせそうな気がしてきました。
あるいは「そこにユーズとサイレンとニクスを加えて、Aチームを結成すればいいじゃん」とかいう思いつき
…を書きつつ、オチがグダグダのまま遁走。
代表的な『呪術的逃走』の手法としては、札が一枚足りませんが（笑）
■追記(8/2)
もういっそ『富豪ハッカー刑事』とかでどうかなぁと思いつきました。
そんな三枚目のお札。
