魔法使いの娘 5巻／那州雪絵／新書館

パパのとばっちりで引っ越しを余儀なくされた幽霊マンション。ただの舞台設定かと思いきや、引っ越し先がそこだった理由があったということと、『一石二鳥』なパパの思惑に仰天しました。読み手の想像を超える、パパの非道なダメカリスマっぷりに脱帽。
そんな新刊は、魅力的なキャラでありながらあまり前面に出てこなかった式神・小八汰をキーに据えた長編シリーズに突入。
まだ受け身に回るばかりですが、『魔法使いの娘』としての自分と向き合った初音の今後の活躍が待ち遠しいです。
しかし今巻で一番驚いたのは、『初音の料理の秘密』だったかも。
確かに『味覚の検証』って、意図してやらないと難しいかもしらんなと（笑）
個人的には前巻感想で書いていた『初音と操名の共闘』というシチュエーションを拝めたのが嬉しかったです。今後もぜひぶつかりつつ親交を深めて頂きたいものです。