のだめカンタービレ 18巻/二ノ宮知子/講談社

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)指揮者として、より音楽に没頭するためにアパルトマンを離れることにした千秋。のだめはショックを受けつつも納得し、自分も初のサロン・コンサートに向けて猛特訓を開始する。
離ればなれになってしまったふたり…そんな千秋に対し、学生生活や奏者としての自身に不安を覚えてナーバスになるルイが積極的なアプローチを開始!?
千秋ものだめも、そしてふたりの関係も、ほんの少し成熟したような?
しかし千秋ママの「離れてても大丈夫とか 甘いわよ」という、不吉な預言めいた諫言が気に掛かります。それが現実とならぬよう祈りつつも、やはりひと波乱を期待せずにはおられない気持ちもあり(笑)
でも古今東西、距離と時間が恋人たちの愛を育んだりするのさ!だといいね!<いやだって、この作品…というかあのふたりの修羅場とか悲しい別れとかは見たくありませんしなぁ(^^;;)
のだめのサロン・コンサートですが、聴衆マダム様たちの素敵うっとりとした表情を見て、音が聞こえないマンガで素晴らしい音楽を表現する手法として、聴衆の表情は何よりも雄弁で重要な要素なのだなと今更ながらに再認識しました。
ランベール家の執事さんもいいゲストキャラでしたなぁ。いずれコンサートホールなどで、のだめと再会する日がくればいいのですが。
幻のアパルトメント、幽霊学生のヤドヴィガ(17歳少女)も可愛いかったですな。でも今後は登場の機会があるのか…のだめとの競演も見てみたいものです。
ふとハチクロのはぐちゃんを思い出す風貌の彼女ですが、その再登場を熱烈に期待しておりますよ。