備えあれば憂いなし(だが不発)@嘘喰い


■ どんなに待っても、希たんは来ません(笑)
つーワケで『OXY特別編』なネタ…ですが、コレもコミックス派には永遠に謎なネタになりそうだよな?



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の207話感想。
■ 鷹揚かつフランクな態度と口調ながら、秘めた潜在力を伺わせた撻器の立会人挨拶と、ソレを迎えた面々の思惑や逡巡が交錯する一幕。
■ 緊張のその一瞬…をはぐらかすようなマルコの挙動には、ゴイス笑いで和まされました。しかし『何もかもを思い通りに出来る額』が50円て…そういう金銭教育をしているのか斑目さんは?
だが『子供らしく』を指標とする『駄菓子屋感覚』にしても、せめて500円はないと『何もかもを思い通りに出来る額』とは言えぬような(笑)
…ああ、あるいはマルコなりの『駆け引き』だったのか、アレは?
あと『タイヤ靴』というネーミングが秀逸。『夜メガネ』の時も思いましたが、先生の独特の言語センスは妙にツボります。
■ 『さっきの今』で『零號立会人』が現れたことに対する夜行さんの(斑目さんへの)疑念は実にごもっとも(笑)
一見冷や汗顔で「まさか」と言う斑目さんですが、さて本当なのかどうなのか…「まさか(こんなに上手く行くとはなぁ)」とかもあり得そうなのが、斑目さんの恐い所だよなと。『タワー』にだって、仕掛けのひとつやふたつは余裕でしてありそうな気が?(まぁその辺りは半ば願望的な期待感ではありますが)

■ …という斑目さんと、『零號立会人』の切間撻器(『切間性』やお屋形様との関係性ついての具体的な説明は未だナシ)。
マルコに対する撻器の態度は「話は聞いている」的なニュアンスでしたが、斑目さんについてはどうなのかなと思い。
■ 自身の目的達成に不可欠な要素を持つ撻器に対し、けれど斑目さんは「嘘喰い」と呼びかけられた時以外には、彼に目線を遣っていません。
あのインパクト大な撻器の登場シーンにすら、斑目さんと捨隈だけが撻器に視線を遣っていない(捨隈の場合は立ち位置的に普通に視界に入っている可能性がありますが)。
一見『無関心』とも思えるような、この淡泊な態度は如何に?
■ …という点を念頭に置きつつ、「斑目さんは『現・零號立会人』が撻器だと知っていたのか?」 「ふたりには過去に面識があったのか?」 という疑念が脳裏をよぎったり。
「まだ屋形越えをあきらめてなかったのか」という撻器の台詞の根にあるのは、単なる『知識』か、それとも『自身の見聞』によるものか。
斑目さんの最初の屋形越え時の『零號立会人』は伽羅だったワケですが、その時の撻器はどのような存在&ポジションであったのだろうかなぁと?
この辺りも物語の進行に伴い明らかにされることでしょうが、まぁ気になったのでメモっておくかと。

■ さて、そんな撻器と夜行さん。
『切間立会人』と公的な距離感を思わせる呼びかけと態度を徹底する夜行さんに対し、夜行さんを『妃古壱』 『夜行』と二通りの呼び方をする撻器。
二通りなのは、公私を分けるTPO的な雰囲気差によるものなのかどうなのか。
そして理由が何にせよ、微妙に『上から目線』な呼称なのは、『切間』の姓を名乗る者としての優位性なのか、あるいは相互の実力差を暗に示そうとする意思の表れなのか。
■ 僅か前に斑目さんから受けた『奮起の要請』を拭えぬ意識で、『零號立会人』たる撻器に含みのある視線を送る夜行さんが、撻器の『存在感』を改めて目の当たりにした時に『回顧した情景』にも、また多くの謎が孕まれており。
(この時に撻器が夜行さんを「妃古壱」と呼び、その後の『立会い』時には「夜行」と呼んだという、その状況差に心情的な意味は含まれているのかどうか?)
■ 前述の、夜行さんの『回顧』の中で「忌まわしきは… 我らの 血か」と口にした、謎の発言者。傍に控えている夜行さんと能輪(壱號)の姿は、伽羅のお披露目の時に近いように見えるのですが、とすると、ソレに加えてその発言内容(そしてふたりを呼び捨てにしている辺り)から、発言者は先代ないし先々代の『お屋形様』なのだろうかなと。
だとすると、『我らの血』というのは、『切間の血族』(もしくはそれが内包する因果?)を示すものかどうか。
■ そして発言者の語る『奇なる事実』とは何を指してのことなのか。
撻器、あるいは他の何者かの『存在』に対してのものなのか。それともその『存在』によって発生する何らかの『現象』についてのことなのか…という疑問。
■ などと疑問符の投げかけばかりですが、「まーあのシーンについては、あまりにも抽象的で曖昧な描写だし、示されているものの主体と客体が判然としないので、もう少し外殻がハッキリするまでは解釈を保留しておこうか」という、未来の自分に向けた私的メモ。

■ 『屋形越えに挑む権利』(必要資金他諸々込み)を賭けての勝負であると明言されたこの大勝負ですが、『自衛隊が出動して妨害電波が発信されるまで、(少なく見積もって)あと2時間』というコトで、以降スピーディーかつ緊張感溢れるリミットバトルになるのかなと。
しかし『シンプルでいて深き駆け引きも楽しめるゲーム』とかいう謳い文句で用意されたのがあのPCと器具…ソレを使ってどんなゲームが始まるのか、サッパリ見当がつきませんなぁ。でも、だからこそ否応なく期待感は高まります。
■ 「そいや戦略的に、斑目さんの『防衛戦』てのは初めてじゃないか?」…と思いましたが、少し前に『カラカル襲来』があったなと思い出したり。
(ちなみに『廃ビル』は、『圧倒的戦力差による生き残り脱出ゲーム』ではあったものの、基本『勝利報酬獲得のための攻撃的勝負』という認識で)
■ 更に、迫る脅威は自衛隊のみならず、電波ジャックをテロ行為と認識した警視庁の副総監がSATの出動を要請…まぁ現在の事態を思えばありえない流れではないかもしれませんが、「強攻策を打ち出した副総監の背後には、何らかの存在やその意図があるのでは?」と勘ぐってしまいますよな。
そしてこの脅威に対し、『暗諜』(実体は賭郎)はどう動くのか?
勝負そのものだけでなく、そういった外縁部も含めたあらゆる事態の動向が、果てしなく興味深くてたまりません。

■ ↓ で、「ゲームは何だろう?」と考えてたら思いついた与太話。
『グミチョコパイン的[歩きジャンケン]で階段を登り、先に最上階に辿り着いた方が勝ち』とかだと、体力的に斑目さんが死ぬよな(笑)
↓ マルコにおぶってもらえばいんじゃね?
↓ でもジャンケンも弱そうだ(てか、過去の事例的に弱い)しなぁ…
↓ そいじゃソレもマルコがやれば?
斑目さんの存在意義がNeeee!!!(笑)
■ 更に蛇足ですが、自分の周辺は『グミ』ではなく『グリコ』でしたな。