連載分感想(271話)

■ 今週のYJ掲載『嘘喰い/271話』の感想。
■ 先週の感想で『別人格の可能性?』とか色々書いてましたが、創一さん、フッツーに記憶障害でした。いや、『突発的に一定ではない期間の記憶を喪失する』のは『普通』ではありませんが(笑)
■ 以前過去回想にあった『奇なる事実』は、その時は撻器の『存在』を指しての言葉かと思っていたのですが、実は創一のその『症状』を指していたようで。
『無限の可能性』を損なう『奇なる事実』…なのか?
それにしてもこうなると、他にも創一が常々言ってきた「忘れた」だの「忘れる」だのの言葉の意味が重く変わってくるよなと。
■ あと前回

・ 交代直前(265話冒頭)に創一がつぶやいた(だが今回吹き出しで描かれていなかった事から察するに、心の中でつぶやいていた?)『栄羽』という人物と、人格交代との関係性は不明。

つってましたが、今週の南方の証言では「栄羽」と口に出して言っていたらしいので、前回では単に吹き出しが省略されていた模様。
■ で、その『栄羽』。『創一の傅役(もりやく)で、最初の創一付きの立会人』だそうで、実在の人物でしたが…栄羽は『現存』しているのでしょうかね?
■ 現在、判事曰わく『今回かなり膨大な期間の記憶を失った…』という創一は、記憶に残る当時のアドバイスに従い栄羽に会いに行こうとしていますが、栄羽が生きてりゃいいですが、死んでたらどうするのか…。
いや栄羽、元にせよ『お屋形様付き立会人』ならば結構上の號数ではないかと思うのですが、今まで話題にも挙がっていなかったので、もう殉職してるかもなとか。そうでなくても昔の段階で既に結構なご老人ぽいので、もう普通に死んでそうだなぁとか?
おじいちゃんももっと、将来的な(自分が死んだ時の事まで考えた)アドバイスをしておきましょうよ(^^;;)



■ とか書いていて、「創一は今回、どの程度の期間の『過去』を失ったのだろう?」と思いました。
「ひょっとしたら栄羽の『将来性を考えないその場しのぎのアドバイス』の後に、きちんとした対処法が考えられていたかもしれないが、今回の喪失でその『対処法』の記憶も無くしたとか…それどころか、『アドバイス』を受けた『最初の記憶喪失』の時点から今までの記憶をごっそり無くしてたら…」と。
■ 「ちょwww南方の存在がなかったことにwww」程度ならば笑い話で済む(ひでぇ…)のですが、うっかりするとマジで『斑目さんの存在すら忘れられている』可能性も…。
そいや廃坑で斑目さんに再会した時も『誰だっけ?』みたいな態度でしたが…あれもひょっとしたら、斑目さんの最初の屋形越え勝負の記憶は既に失われていて、後からその失った体験を知識として『入れ直し』たがための胡乱さだったのでしょうか?
更に今回の様子では、その廃坑時に暗謀設立のため暗躍していた頃の記憶も無くしている様子…やはり『サヨナラ斑目さん(創一の記憶の中からw)』の怖れがあるか?
■ まぁ創一の記憶がなくなっても現実はリセットされないので、『屋形越えフラグ』自体は折れていないでしょうが…本当にどーなるんでしょうねコレ?
今までのアレコレが伏線だったにせよ、この段階でこの展開というのは、もう以降の流れがさっぱり見当つきませんよ。この先行きの不透明感…楽し過ぎる!!!

■ その他余談。それにしても、『知ってる人が(自分の認識的には)一瞬で老いる』ってのは、リアルに考えるとかなりホラーだよなと。判事が荒木先生のように吸血鬼だったら良かったのに(笑)
判事と言えば、彼は何人目の創一付きの立会人なのでしょうかね?
■ しかし驚愕続きの展開の今週、「実在したのか…『巨乳大作戦』ッ!」という点に一番驚きました。いやまぁさもありそうなタイトルではありますが(笑)