■で、帰郷する前の友人とスチームボーイを観てきました。
(自分が認知する範囲では)あまり肯定的な意見を聞かなかった(見なかった)ので危惧していたのですが、私的には結構楽しめました。
人物・背景・メカの作画やその動き様も熱かったのですが、科学馬鹿一代野郎(正確には祖父・父・子の三代ですが)な祖父と父のタテマエを越えた(というか、相反する信念を持ちながらも行い様に大差はない)暴走模様が非常に面白かったですよ。
あとはスカーレットのキャラ勝ちっぷりが映えていたよなと。あの展開、あのシチュエーション、あのタイミングで「(戦争)なら絶対に勝つのよ!」(だっけ?)というセリフが出てくる辺りがツボでした。最後まで安いヒロインっぷりを見せず、徹底して突き抜けたキャラクターで行った事に好感度を高く持てましたね<いや、正統派ヒロインタイプもソレで好きなのですが、スカーレットがあの登場と振る舞いからいきなり正義感溢れるセリフを吐いたりする清廉潔白なタイプになったらおかしいでしょソリャ(^^;;)<しかしその過ちを、その場の雰囲気とノリで犯してしまう作品も多いと思うのですよ。でもこの作品はその罠に陥らなかったので良かったなと
激しく個性派かつ能動的過ぎる人々に囲まれたために、主人公が少々薄く見えますが、彼はイジられて輝くタイプとして、アレはアレで立脚していたのではないかと思うのですが?どですかね?
■自分は結構満足できてしまったので、逆にこの作品を見てガッカリしちゃった人のガッカリ理由…というか、この作品に対して何を期待していたのかという(<失望というのは、常に事前の何らかの期待を裏切られる事で発生する)点に興味を持ち、ちょいと考えを巡らせたりしました。
が、分かったようで的はずれな気もするので(そして誤解を生まぬようにソレを書く自信がないので)ここでは語りませんが<チキン
率直な意見を聞けそうな身近なガッカリさんを探して、自分の考えが合っているのか、ないしはソレとの齟齬を確認してみたいと思います。
■…でも正直、「コレに9年もかかっちゃイカンだろう」とは、自分も思ってしまいましたが(^^;;)
■ソリャそうと、予告で見たサンダーバードが面白そうだったので、来月再来訪した時に共に見に行こうと友人と誓い合ってしまいました。外れませんように!