2004/8/4

DRAGON DRIVE 10巻/佐倉ケンイチ集英社
第2部的な現在の流れに、その前の第1部の設定やキャラクターがいい具合に活用されていて、「これぞ長編作品の醍醐味!」と熱く嬉しくなってしまった今巻。おお〜う! 新キャラも魅力的なのですが、久しぶりに見た旧キャラ達も相変わらずカッコ良かったですよ。しかし不在の人が一人…まぁ、その辺も『彼』らしいと言えばそうなのですが(笑)
話の合間の小ネタカットや、新キャラアリサちゃんの移動用飛行機(?)に『成田山』のステッカーが貼ってあったりする著者氏の小技に爆笑。ドラドラは、こういった著者氏の遊び心がストーリーに緩急を付ける潤滑油としてごく自然かつ機能的に働いている作品だと思いますよ。それがまた全体の大筋にもいい雰囲気をもたらしているのですよな〜。面白い!あ〜、やっぱ大好きだなぁ佐ケン作品!
NARUTO 23巻/岸本斉史集英社
前巻から引き続き、サスケ奪還の為に明らかに格上の敵と死闘を繰り広げる、ナルトと木の葉の里の愉快な仲間達(<…という形容はどうなのだ?)
彼らの戦略や頑張り具合やアクションには「おお、イカす!」と読ませられてしまうのですが…今後の展開を考えると、「この先どんどん敵も舞台もスケールが大きくなっていくのに備えて、今のウチにここで仲間達との友情やその活躍を見せている(そして仲間達の見せ場は今後もうない)のだろうかなぁ?」と考えて遠い目に…。
ソリャそうと、シカマルが多由也に仕掛けた影首縛りの術は(状況はそれどころではないのですが)「何かだエロいなぁ」と思ったり(笑)…って、多由也って女の子ですよね?アレ?
ONE PIECE 34巻/尾田栄一郎集英社
幕間でどことなくお祭りというか同人的なエピソードだった(<や、私見です)デービーバックファイトもサックリと終了。フォクシー海賊団はオモロ愉快な集団だったので、またいずれ再登場して頂きたい所です。
そして次の舞台である水の都ウォーターセブンでは、ついに船大工が仲間に?…とかいう前に片付けねばならなそうな問題が色々と持ち上がっておりますよ。街へ至る前のエピソードといい、そろそろロビンの秘密に迫るのだろうかなと?
他にも以前著者氏が発した「船から一人下りる」というコメントや、現在連載分の話も加えて色々と考える部分もあったですが、微妙にネタバレしそうなのでこの辺で。
あと、美人秘書のカリファさん萌え!怒ると見境のないゴイスバディなおステキメガネの美人秘書で萌え!憧れますねぇ美人秘書!美人で秘書!<その辺にしておけ。何やら分からんし(^^;;)
アイシールド21 9巻/原作:稲垣理一郎・漫画:村田雄介集英社
段々と足が地に着いていないようなかっ飛ばした展開に拍車がかかってきた気もするのですが、作画的な演出にも合っているし(コレは原作に併せて作画がそう進化したものか、あるいは作画の勢いを見て原作も荒唐無稽になってきたのか気になる所ですが。それとも相乗効果なのかな?)コレはコレで好きですよ。
自分の場合は結局根っ子の所に『何だか分からんが、どどーんと必殺技が!』的な車田漫画のノリが刷り込まれているので、帳尻合わせ的な特訓にもあまり抵抗を感じないというか…あ、何か上手く言えないので誤解を招きそうですが、コレは私見で、加えて否定ではなく肯定なので、双方のファンの方はご容赦を(^^;;)
そんな自分の今巻の爆笑ポイントは、巻末『超・脇役列伝』の『妄想・進』でした。うん。アレは確かに殺人拳なんかも使えそうだよなと(笑)
I'll 14巻/浅田弘幸集英社
足かけ9年の連載作品もついに完結。そう思うと感慨深い反面、若い巻数の頃のエピソードや展開なんかをきれいサッパリと忘却してしまっていたために、今ひとつカタルシスを得られなかった部分もあり…ダメだ自分(^^;;) 盆休みにでもまとめ読みしようと思います。
連載も終わった事ですし、著者氏には読み切り中編や蓮花の続編なども描いて頂きたいです。