2005/9/4

■ 『あなたが名探偵』

『まぁ、この際だから言わせてもらうけど、だいたい犯人当て小説って変ですよ。』
本編と回答編が別立て(回答編は巻末に収録)にされた『犯人当て推理小説』の短編集。
「…何だかなぁ」というモノも混じっていますが、どれもワンアイディアを活かした短編作品としては面白かったです。
…などと偉そうに書いたモノの、とりあえず自分は『名探偵』にはなれないなぁと思いました<中途半端に核心に近づいて、序盤か中盤であっさりと始末されそうなタイプかと。
なので、もし自分が『雪の山荘』等の『陸の孤島』に閉じこめられて殺人事件が起こった場合は、自分の気付いた事はさっさと探偵に話してしまおうと思います。
「アレ?あそこにあったアレって確か…」とか、「あの人ひょっとして…いえ、何でもないんです」とか、曖昧な情報を中途半端に隠していると、その場で死亡フラグが立っちゃいそうですし(笑)
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