2005/10/23

絶対可憐チルドレン (1) (少年サンデーコミックス)絶対可憐チルドレン 1、2巻/椎名高志小学館
特殊な力を持つエスパー達が、その能力をもってあらゆる分野で国際競争力の要となった、『超能力を制する国が世界を制する』時代、21世紀。
しかしその『稀少な才能』の力には個人差があり、国内で確認されている最高レベルのエスパーはわずか3人。政府と契約を交わし、特務機関で危険な任務に従事する『国の宝』…その3名こそが『ザ・チルドレン』なのだ。
だが、超オマセでワガママで、とびっきりキュートな『チルドレン』たちは、わずかまだ10歳という少女たちだった。
あまりにも強大過ぎる能力を宿しながら、『チルドレン』たちの体や心はいまだ発達過程の途中なのだ。彼女たちのお目付役である皆本は、不確定な彼女たちの未来を明るい方向へと導く事ができるのか?
いやもー、傍若無人だがナイーブなチルドレンたちの活躍が可愛いの何の!皆本の打算のない誠実と献身が胸に響くことまぁ!あと局長の病的に偏った愛情の発露が最高!(笑)
笑えて泣ける椎名マンガ、堂々の復活ですよ。
どうか善にも悪にもなりうる彼女たちの『純粋さ』が、予知された悲しい未来を退けて、光ある方へ導かれん事を。
そんな風に彼女らの幸せを願いつつの皆本視点、そして時折局長視点(笑)で、今後もチルドレンたちの活躍に一喜一憂しつつ、作品の成り行きを楽しんでいきたいです。
【関連】絶対可憐チルドレン(サンデー公式サイト)
壁紙がダウンロードできます。充実のラインナップ!バベルのロゴがかっちょえ〜ですよ。



もやしもん(1) (イブニングKC)もやしもん 1、2巻/石川雅之講談社
以下にまとまらないあらすじを書きましたが、何ら参考になっていません。すみません。
とにかく面白いマンガを読みたいという方には熱烈に推奨する作品です。
そこ・ここ・かしこに偏在し、人間に恩恵と災禍をもたらす隣人…それは『菌』。
何故だかその『菌』の姿が肉眼で見えてしまうという、特殊な能力を持つ種麹屋の息子である沢木は、幼なじみで造り酒屋の息子である結城と共に都内の某農業大学へと進学する。
そこでふたりが出逢ったのは、偉大な理想を掲げて微生物の研究を続けるエキセントリックな樹教授。その門下生で右腕な美女だが、『女の形をした爆弾』の長谷川。酒や虫を愛する個性派凸凹先輩コンビの美里と川浜。
更に及川と武藤(…何か新世界に旅立っちゃった?)というキレイ所も加えた、ある意味で沢木の能力以上に面白い『樹教室』の人々を中心に、少しの『人』とたくさんの『菌』とが織りなす、密造酒あり、実習あり、バイオハザードあり、謎の校内イベントあり、菌連合の発足未遂ありと、イベントとためになる蘊蓄満載で、面白さ爆発の1作です。
続巻の刊行を心待ちにしつつ、自分の脳内の『脅し文句辞書』に「かもして ころすぞ」という言葉を登録しておこうと思います(笑)
あと、2巻の地(本の下側)の束の部分に菌がいるのを見付けて笑いました。芸が細かいなあ。
【関連】石川雅之氏公認 純米吟醸生酒「かもすぞ」
完売していますが…呑んでみたかったなぁコレ。ラベルのA・オリゼーとS・セレビシエがかわいいです。講談社でストラップとか作って通販してくれないかなぁ。