2006/1/19

フルーツバスケット (19) (花とゆめCOMICS (2884))フルーツバスケット 19巻/高屋奈月白泉社
「ぼちぼちと締めに向かってアレコレと伏線を片付け始めたかな?」というエピソード色々。じいさんが透を『今日子さん』と呼ぶ理由が特にツボでした。シブいぜじいさん。
透と夾のういういな初恋模様には、由希でなくともいたたまれないというか…だがソレがいい!確かに透のカワイさには大丈夫なのかと問いたい!真知のメイド姿も見たかった!困惑っぷりがいちいち可愛いよ真知!…とか、そんなエロオヤジです。
でも小牧は透とキャラが被っているのがビミョー…本質が同じだとしても、もう少し表現を変えられなかったモノだろうかなぁ。惜しい。でも『肉☆天使』というフレーズは秀逸だったなと。いいよね肉。
あとは、現実に側にいたらバカ女だと思うであろう公が、実はかなり好きです。あそこまで徹底されたら逆に感心するよなぁ。彼女のフェロモン全開なバカ青春話の外伝が読んでみたいですよ。



ココロイロイロ (花とゆめCOMICS)ココロイロイロ/喜多尚江白泉社
彫り込みが足ない設定&あまりにも御都合主義な展開はどうかなぁとは思ったのですが、相変わらず魅力的なヒロインとその恋心をえがかせると天下一品な著者氏です。
しかしこの作品もやはり『銀のトゲ』の感想に書いたように、キャラクターの表情のバリエーションが乏しいのが惜しい所だよなぁと。
まぁ何でも喜怒哀楽の表現を極端にすればいいというモノではないのは重々承知しているのですが、著者氏の作品は物語が浅くシンプルなので、そういった所でメリハリや肉付けをしないと雰囲気が上手く作れないような気がするのですよな(^^;;)