2006/1/20

ねこめ~わく (4) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)ねこめ〜わく 4巻/竹本泉朝日ソノラマ
ながらくその支配者であった人間が去った地球に残されたのは、人並の知能を有すまでに進化した直立歩行する猫たちだった。
人間の文明をそのまま忠実に守らんと生活を続ける猫たちと、無愛想で傍若無人な帰還宇宙飛行士ヘンリヒ。そして現代日本に生きる平凡な少女なのに、召喚されては猫たちの盲信甚だしい勘違いに突っ込んだり、ダメ飛行士に説教をするハメになる百合子が奏でる、ほんわかまったりと奇妙でおかしい、見たこともないのに何故か懐かしい、いつかの未来の物語。
とりあえず、猫好き仲間は購読しようぜ!(熱弁)
続巻刊行まで数年単位で待たされるこのシリーズ。なかなか刊行されない3巻を待つ5年の間に、「もう完結かな?」と油断して押入に1、2巻をしまった後で3巻を刊行されてしまい、既刊を読み返したくなって血の涙を流したのが懐かしいです。この事から学んで、3巻はしまわずにおきましたよ!はーっはっは!
…で、その3巻は、この本棚を溢れた本が床上を浸食する部屋のどこにあるのだ?(T▽T)
…というワケで3年ぶりの新刊。著者氏の数ある作品の中で、一番好きなシリーズがコレです。
今巻も純真な直立猫たちの愛らしさや、その勘違いも甚だしい『人間の文明を追い求める試み』の結果や、百合子とヘンリヒのギクシャク気味で些細なラブコメ具合(ヘンリヒの「いったいいつ来るんだ」とか、引っ越しとかが!)に萌え萌えであります。至福の読書時間を堪能いたしました。
この幸せのためなら、また数年待てる!「終わりにもっていくきっかけが」などとおっしゃらず、著者氏にはもういっそライフワークとして執筆を続けて頂きたいですよ。
だって、この作品の『最終回』とか『終わり』とかいうのは、どうにも想像できないのですよな。
謎の『3人目』や『お迎え』が来るのかどうかという物語的な展開を気にしつつ、まだまだこの猫世界が続くことを祈って…つ〜か1、2巻を読み返してぇ〜!
もしも版元が宙出版から朝日ソノラマに変わったこのタイミングで1〜3巻の再刊行とかされたら、間違いなく買い直すぞマジで(^^;;)



舞ー乙HiME 1 (少年チャンピオン・コミックス)舞-乙HiME 1、2巻/作画:佐藤健悦・シナリオ:樋口達人吉野弘幸
アニメがスタンダードに面白いので、気になって購入。
アニメ版とは設定が大幅に違うというのは聞いていたのですが、コリャ本当に別作品ですな。でも面白エロいので、マンガ版はマンガ版で大歓迎でした。セルゲイ黒いよ(笑)
マンガ版ではマシロ(男)とのフラグは、アリカよりもニナとの間に立っている(アリカよりもニナのエロい姿を妄想してたりするし)なぁと思いつつ読んでいたのですが、連載が進行中なチャンピオンをチラ見したらば、正に今週に納得の理由が。おお、そんな気はしていたが王道の上手い展開だ。
アニメ版と共に、マンガ版の成り行きも俄然楽しみになってきましたよ。
しかしマンガ版は『世界を革命する力を!』とか、お超夫人に皇帝ジンとか、どこかで見た何かのパロが入っているのが笑えたり気になったりします。気を付けて探せば、他にも何か色々とありそうな?