06/3/7

ガッチャガチャ 第6巻 (花とゆめCOMICS)■ガッチャガチャ 6巻/橘裕/白泉社
好きになって貰えない苦しさと、好きになれない苦しさ。
あの子を好きなあいつを好きな彼女を好きな俺。
そんな、勝者の席は限られた、出口は一つ(のはず)の一方通行の恋愛サバイバルレースの中で、ヘタレ王の名をほしいままにした平尾がついに漢(おとこ)を見せた!
おお平尾よ!正直お前がそこまで思い切るとは考えていなかったよ!
今回はようやく、今まで主に『いい人…都合の』というポジションだった君のための見せ場の巻だったなぁ…6巻もかかってようやく友里の恋の舞台に上げてもらっておめでとう!
…って、遅咲きにも程があるよ(T▽T)
他の女を選んだ矢部に心を残した(どころか未だにラブラブな)ままで、平尾から寄せられた想いにも応えられなくて、自分の気持ちと他者への思いやりの狭間で誠実に煩悶する友里が可愛かったです。
しかし『恋愛の悩みからハゲができたヒロイン』を描いた少女マンガは初めて読んだ気がします…微妙な生々しさが痛ましい(^^;;)
更に悲しいのが、ドラマ展開的にあの究極最強ツンデレ姉の可菜子を相手に、友里に勝ち目があるかと考えると…もういっそ平尾に幸せにしてもらおうよ〜ぅ。な?(T▽T)
男前っぷりと鬼畜っぷりに磨きのかかる素子の恋愛話も読んでみたいなと思うのですが、最終巻までには見られるかなぁ。



お兄ちゃんと一緒 第5巻 (花とゆめCOMICS)■お兄ちゃんと一緒 5巻/時計野はり/白泉社
高校生になった桜ちゃんは、正お兄ちゃんへの特別な気持ちを自覚して、毎日がドキドキやきもき。
物語はファミリーコメディから、ファミリーラブコメディへ移行。こうなってくると気になるというか鼻につくのが、正のなんちゃってオカマっぷりで…。
いや、正が根は男らしく、包容力も責任感もあるいいヤツだというのは分かっているのですが、さくらちゃんの初々しい恋の相手と考えるとどうも…ルックスや女装趣味よりも気になるのは、むしろ口調。モノローグや独り言は男口調なのになぁというハンパっぷりがまたキモいというか。
しっかりしろ!というかはっきりしろ!でないと青春まっただ中でかませ犬状態を経験している鈴木や、刻一刻と影が薄まっている他の兄弟があまりにも不憫だ…(T▽T)
まぁソレはソレとして、巻末描き下ろしの『ほのぼの劇場』萌えで。
相変わらず幼児バージョン桜ちゃんの舌っ足らずっぷりは殺人級ですな。あの誘いを拒めるヤツは人類失格でありますよ!<病的コメント