06/3/10

部活動 2 (BLADE COMICS)■部活動 2巻/西田理英/マッグガーデン
相変わらず何をするための何部だか分からないが、強盗から飼い羊を救出したり、マッドな博士からエネルギー増幅装置を守ったり(?)という活動を繰り広げる、委員長風メガネ&金持ち美形&パワー系角刈りのマジボケ暴走3人組に振り回される顧問(新任教師)の、いっそ健気なまでの、正しいが力弱いツッコミに涙を禁じ得ない脱力系『部活動』(だから何の!?)ギャグマンガの新刊。
続巻を楽しみに待っていたのですが、やっと出たと思ったらば完結っぽいです。
折角ちょっとラブコメ(…というにも、あのメガネ相手ではあまりにも報われない展開に…)っぽい要素も入ってきて、俄然面白くなってきたというのに!
『委員会創設』とかいって、「キャラクターを増やしてジャ○プ的(だがギャグ)バトル展開にでもなだれ込むのか!?」と期待(?)したというのに!
ジャ○プ的といえば、何この『俺たちの戦いは始まったばかりだ!』的な終わりって…うおぁ〜〜〜っ!orz
とりあえず1巻を読み返しつつ、著者氏の新作を待ちたいと思います。
でも2巻収録の読み切りストーリー漫画はごくフツーだったので、次回作も是非ギャグマンガを希望。



あさっての方向。 2 (BLADE COMICS)■あさっての方向 2巻/山田J太/マッグガーデン
ただ大切な人を思って、女は過去を、少女は未来を望んだ。
不思議な石は、「どうにもならない。でも、だからこそ…」と祈ったふたりのささやかな、けれども心からの「たった一つのお願い」を叶えて失われ…その後には心と体がちぐはぐになった、戸惑うふたりが残された。
小さな同級生(しかもそれがずっと好きだった子)が、いきなり綺麗な大人の女性になったりしたら…そりゃもうクラっときてギュっともしたくなるだろうよなぁ。
けれども、どんなに美しい大人の体を持っていても、その中身はまだ『おんなのこ』だから、やっぱりおびえられちゃったりとかして、言葉も心も伝わらなくてすれ違って離れて…うおぁ〜〜〜甘酸っぱい!
とかいうワケで、今巻の私的MVPである網野の奮闘っぷりに共感(あるいは同情)を覚え、1巻以上に物語に引き込まれました。からだちゃんの戸惑いとおびえが痛ましくも愛おしく、それがまた切ないなぁと。
五百川兄の心を縛る兄妹の秘密も明かされましたが、今後はそれを知って一旦は舞台を離れた椒子さんの復活&活躍が期待される所です。
そういえば、この作品のアニメ化が決定したそうで。
まだ連載が続いている作品なので、アニメ版のストーリーがどうなるか不安な面もありますが、1クールで綺麗にまとまる話になるといいなぁと願っております。