06/4/29

よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))■よつばと! 5巻/あずまきよひこ/メディアワークス
いつでもまっすぐ、どこでも全力。こんなに『常に真剣』で生きているのは、よつばとドクター・メフィスト位だよなぁとか、しみじみと。
今巻の個人的見所は『よつばvsやんだ』の話。『子供の中の子供』と『大人でありながらも子供』のやりとりが、ほほえましいやらおかしいやら。
やんだはきっと会社の先輩とかに、「本当にバカだなぁオマエは!」とか言われながら、スゲぇ可愛がられてるんだろうなぁと思います。
あと海の話は、エピソードの1つ1つが「あったあった!やったやった!」と共感できました。しかしポイントは、自分の共感が全て過去形だということで…もうずっと長いこと、海で泳いだりなぞしていませんよ…。
でもって、『ぼーくらはみんなー いーきていーるー いきーているから つらいんだー』は…笑った後で何か涙が出たり…ダメだ!この作品を読んでいる時に、しょっぱい現実を思い出したらダメだ!(T皿T)



すもももももも 4―地上最強のヨメ (ヤングガンガンコミックス)■すもももももも 4巻/大高忍/スクウェア・エニックス
虎金井兄弟の攻勢により、家だけではなくリミット付きで命までもを失わんとしている孝士。八方塞がりの状況と自己嫌悪により自棄に走る孝士に対し、『最強の嫁』もも子が取った行動とは…。
あ〜、結局マジバトルの展開に行ってしまうのですな。でも思ったよりギャグやラブコメ成分が損なわれていなかったので、まぁコレはコレでいいかなと。
『最強の嫁』と真っ向勝負が出来る天我の登場ですが、単なる能力バトルだけではなく、人間ドラマの部分でも少し掘り下げられると面白くなりそうなので、その辺りにはちょっと期待しております。
天々はいろはだけでなく、むしろ半蔵に対して含む所があるようなので、その方面からラブい展開になるといいなぁという願望。
そして修行後の委員長がどんな格好で現れるのかが激しく気になり…元があの薄着(とかいうレベルを超越している)なのに、これ以上もうどこを削るというのか!いうのだろうかッ!<落ち着け
アニメ化が決定したそうですが、ぜひ東京でも放映して欲しいものです(T▽T)

少女探偵金田はじめの事件簿 (ジェッツコミックス)■少女探偵金田はじめの事件簿/あさりよしとお/白泉社
未完&未刊の問題作が、連載開始から7年目にしてようやく刊行。
とにかく先ず帯文句で爆笑。『じっちゃんの○にかけて』って、何にかけてんだよ何を!(笑)
『学園推理物』の謳い文句は嘘ではありませんが、その文句から得るイメージや、タイトル&装丁に騙されるともの凄く裏切られると思います。いい意味でも、悪い意味でも<どちらになるかは読み手の嗜好次第
あ、あさりファンの方は安心してご購入下さい。題材はさておき、ノリはいつものアレです。
まとめて読み返すと、最初はトンデモ探偵だったはじめが、いかにして良識的なツッコミキャラ側にシフトしていくか(というか、はじめ以上にイカレたキャラが次々と出てくるので、そうせざるを得ない)の様が面白かったです。
JDCシリーズは、あさり氏がアレンジしてマンガ化すればよかったのになぁ。切腹探偵のアレとか(笑)
ところで『封じられたネタ』が何かの見当はついたのですが、何故ソレが封じられたのだろうかなという疑問が。単純に倫理的な検閲?