仮スマ 1 (マーガレットコミックス)DMCを読んでいて思い出したのが、『カリスマアーティスト『サク』として絶大な人気を誇るが、メイクを取った実体はいまだに田舎者のままである青年』というのが主人公の、ほのぼの(?)ギャグコメディである『仮スマ』。
似たパターンでありながら違う種の笑いを生むこのふたつの作品の差異についてアレコレと考えていたのですが、上手く文章にまとめられない(ぶっちゃけ面倒くさい)ので、誰か比較検討をして明確な構造差を解説してくれませんかね?(横着)



■とりあえずメモ的にちょっと書き出すと
【掲載誌】
青年誌(DMC)/少女誌(仮スマ)
【人物】
・ポップスやソフトロックを愛するギター青年→デスメタルのカリスマ(DMC
・純朴な田舎者青年→歌やモデルもこなすカリスマアーティスト(仮スマ)
【演出像とのギャップ】
・顔もキャラも作っていて、自身とのギャップに苦悩している(DMC
・メイクで顔が変わるだけでキャラは変わらず、ギャップも特には気にしていない(仮スマ)
【正体】
・必死で隠そうとしている姿が面白い(DMC
・素顔になると隠そうとしなくても気付いて貰えないのが面白い(仮スマ)
描写から感じる作品の視点が一人称(DMC)と三人称(仮スマ)だという点もポイントかなと思うのですが。
あと、主人公(変身前の素体)の『実際にいそうな度合い』が強いのがDMCで、弱いのが仮スマ、とか。これは感情移入の度合いを左右し、『読者とキャラとの距離感によってもたらされる笑い』を考える際の大きな要素にもなろうかと?