06/12/2

瀬戸の花嫁 11 (ガンガンWINGコミックス)■瀬戸の花嫁 11巻/木村太彦/スクウェアエニックス
前巻から突如始まった『マーメイド喫茶物語』が意外とあっけなく終了し、舞台は再び学校へ。前巻は「…って、今更メイド喫茶かよ!?」だったのですが、今巻は「…って、今更百合キャラかよ!?」でした。しかし百合よりもアホとして特化した新キャラだったため、萌えとかはさっぱりな所がミソ(笑)
すっかり定番『ラストアマゾネス』話は、オチの「ちょっと待ったァ!」の連続技が妙にツボに入りました。それにしても165Pは限りなくエロいよな〜。
周囲のネジの外れた人たちからは『変態』として認識されている『ラストアマゾネス』が、実は一番まっとうな常識人だという、委員長の秘められた活躍っぷりが笑えたり泣けたり。でも『さーたんに振り回される委員長の苦労人っぷり』には萌えるので、委員長には今後もラストアマゾネスとして頑張って頂きたいです。
そして巡ちゃん久々の活躍話でほんわりしました。
『幼い頃の共通の想い出』は、幼なじみヒロインの特権だよネ!



大奥 (第2巻) (JETS COMICS (4302))■大奥 2巻/よしながふみ/白泉社
若い男だけが患い命を落とす奇病『赤面疱瘡』。江戸に蔓延したこの疫病は猛威をふるい、日本の男子の人口は、瞬く間に女子の半数にまで激減。そして恐るべき病は、三代将軍家光の命をも奪ってしまった。
世継ぎのないまま終焉を迎えんとする徳川家未曾有の危機に際し、春日局が採った驚愕の奇策が、ひとりの少女とひとりの僧侶を過酷な運命へと誘ってゆく…。
男女が逆転した『大奥』が誕生するきっかけを語るエピソード。
傷ついた心が寄り添うようにして始まった恋の物語は、負ったものがあまりにも重いがゆえに、この先もまだ大きな波乱が巻き起こりそうで…いやもう「こうして心を通じ合ったふたりは結ばれ、子をもうけ、幸せに暮らしました。めでたしめでたし。」でいいじゃん!もうこれ以上、このふたりが権力に翻弄されて傷つく姿は見たくないヨ!(T▽T)
…ああ、だがおそらくその願いは叶わず、それゆえに更に盛り上がるであろう展開を期待している自分がいますよ。うぉ〜う、続きが気になる!