06/12/22

げんしけん (9) 限定版■げんしけん 9巻/木尾士目/講談社
特装版を購入。CDはまだ聴けていないのですが、同人誌は今回も豪華ゲストによる大充実の出来でした。特に斑目と春日部さんの話を犬神すくね氏が描いているというのがもう…たまらん!
そんなこんなで、自分の心の中では斑目祭りが大開催された完結巻。
どうなのよ、あの青春スーツをフル装備した、社会人オタク男子の繊細な乙女っぷりは? 甘酸っぱいにも程がある! こそばゆい! そこがいい!<祭り絶頂
などと、少年マンガなのに少女マンガを読んでいる気持ちになったり。
嗚呼、恋(愛未満)と青春の旅立ち。頑張れ斑目、いつか君もどこかに辿り着ける…のだろうか? 何だかこのまま魔法が使えるようになっちゃいそうな気もするけど<夢も希望もないこと言うな
春日部さんのアレは、個人的には『思いやりの知らんぷり』なのではないかと思うのですが。モテまくった(愛され慣れている)人が持つ鷹揚さというか、そっとしておく親切とか…どうだろなぁ。
春日部さんといえば、私的には『気っ風良くイケてる女子なのに、ベタ惚れの本命彼氏からはぞんざいに扱われているというプチ不遇さ』が萌えポイントです。まぁ要は、根っこにあるのは『ギャップ萌え』なのでしょうが。
『押せ押せキャラなのに根は尽くすタイプ。だけどほとんど報われていない』というのを記号的に言うとどうなるのだろうか? 『強気けなげ不遇デレ』?<ただくっつけりゃいいもんではない(^^;;)
あと、パンツ泥棒(笑)スーの可愛さにノックアウト。アレは素直クールというか子供クール?
以上、随所が疑問で満ちた雑感でした。箱にしまう前にもっかい読み返そっと。そういえば前回特装版の同人誌はどこにしまったっけなぁ…orz



もやしもん(4) (イブニングKC)■もやしもん 4巻/石川雅之/講談社
通常版を買うつもりが、店頭でA.オリゼーつぶらな瞳と目が合ってしまい、そのまま限定版を購入してしまいました。かわいいなぁ。でもO-157は下げて歩くとあっちう間に足が折れそうだなぁアレ。
謎のゴス少女との接近遭遇を契機に、突然菌たちの姿が見えなくなってしまった沢木。どうする惣右衛門?どうなる直保?<意味のない書き分け
まぁソレはソレとして、善玉も悪玉も、菌たちは今日も元気。新技だって披露します…って、アレ?『合体』は3巻でもやってたよなぁ…『攻撃』の部分が新技?
『目で見たものが見えなくなって、初めて見えた目に見えないもの』
…などと書くと陳腐ですが、常に側にある存在が認知できなくなることで、すぐそこにあるのに普段は意識しない自分の気持ちと改めて向き合うという沢木の成長エピソード。
『菌が見えなくなる話』はいずれやるだろうとは思っていたのですが、それが初めてでもなく、ゆえに『挫折』という重さも持たず、こんなにあっさりとした形で語られたことにちょっとビックリしました。
でも下手に煽って盛り上げたりせず、むしろ淡々と語られていたことで、続く食パンのシーンが印象深くなり、オチのコミカルさ(というかこの作品らしさ)が光ったように思います。
美里と川浜の先輩コンビの男気溢れる対応もステキなエピソードでした。彼らの株はどんどん上がるなぁ。
あ、そいやコレも『キャンパスライフ』モノなんだよな。『学生の数だけ物語がある』とか何とか…コレまた手垢の付いた表現でもにゃもにゃ。

ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 (1)■ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編 1巻/作画:鈴羅木かりん/原作・監修:竜騎士07/スクウェア・エニックス
昭和58年、雛見沢の夏。それは美しい土地で気心の知れた最高の仲間と過ごす最高の毎日。「幸せだよ」と微笑む少女・レナは、だが家庭環境には悩みを、その心にはいくつもの秘密と闇を抱えていた。
綱渡りにも似た日々を送るレナだったが、思いがけない暴力に晒されて彼女の『日常』に亀裂が走ったその時…追いつめられたレナが『幸せ』を守るために採った『最後の手段』が、彼女をより暗い惨劇の夜へといざなってゆく。
その心理は作品の最たる謎のひとつ。そしてその存在は作品の象徴とも言える竜宮レナを主役に据えた、『鬼隠し編』の解答にあたる『罪滅し編』。
終盤はシリーズ屈指の盛り上がりを見せるエピソードであるだけに、ラストのアクションシーンがどのようにえがかれるかが今から楽しみです。
しかし『解』も全2巻なのでしょうかね?『解』の方が物語にボリュームがあるので、無理に詰め込まれる位ならば全3巻にしてもらいたい所です。でもこのペースだと、2巻だと短くて、3巻だと長いような気もしたり…悩ましいですなコリャ。

ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 2 (ガンガンコミックス)■ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 2巻/作画:外海良基/原作・監修:竜騎士07/スクウェア・エニックス
死闘の末、誘拐された大臣の孫の保護に成功した赤坂と大石。だが、真の惨劇が幕を開けるのはその先……これはそこへと続く束の間の、幕間を埋める祈りの物語。
出題編・完結。コレで全員サービスの収納BOXが埋まりますよ。
もちろんメインは梨花ちゃんなのですが、こうして絵で読むとやはり裏テーマは『オヤジフェスティバル』だったのではなかろうかと(笑)
いやもー自分の中でのヒーローは、赤坂ではなく大石ですよ。メタボ体型オヤジなのにあんなにカッコいいのは、この人と馬呑吐(@宵闇眩燈草紙)くらい…あ、いやヘルシングの少佐もそうか。
などと考えると他にもまだいそうな…む!ついにメタボ中年キャラの時代が来たのか!?<主にオマエの脳内だけでな