蟲師(8) (アフタヌーンKC)/漆原友紀/講談社

蟲師(8) (アフタヌーンKC)ギンコが関わりその大半が穏便に収まってきた物語の中で、『泥の草』の一風変わった、だが人の世ではありふれた悲しい顛末には、「多くの昔話がそうであるように、この物語の根にも『信賞必罰』の法則が流れているのだなぁ」と感じさせられました。
そして「だとするとあの少年も、今後どのように生きていくのだろうか…」と、物語の外側についても思いを馳せてしまったり。
それから土地と人とを渡り歩くギンコの、だからこそ『傍観者にしかなりえない、通りすがるだけの者』という側面がよく見えた話でもありました。『境界上を生きる者』の在り様というか…う〜ん、まとまらない。
映画版は3/24公開。気にはなるがどうしようなぁ…ちうか髪が白いのに眉と髭が黒いのが気になるのは自分だけですか?
6/29発売の画集のチラシも入っておりましたが、完全受注生産で4,800円のボックス仕様というのは、価格も置き場も厳しいなぁと(^^;;)