犬マユゲでいこう ソルプレーザ/石塚2祐子/集英社

犬マユゲでいこう ソルプレーザ (Vジャンプコミックス)主にゲームをネタにした、エッセイでありコラムでありレビューでありギャグマンガでもある、虚実入り交じる魅惑の面白混沌ワールド(<前巻感想からコピペ)
昨年8月、7年ぶりに刊行された『犬マユゲ』ですが、今回はそのわずか7ヶ月後の新刊刊行。嬉しいですが、店頭で見た時に驚きましたよ。
月産6Pの宿命として『原稿が1冊分溜まる頃にはネタが古くなっている』のですが、著者氏の話の面白さは『新しさ』に依存しないものなので無問題。
それどころか、話題に取り上げられているゲームを知らずとも面白いという。それって凄いセンスだよなぁ<もちろん知っていれば面白さ倍増ですが
そいやピクミンと零、終盤で挫折したまま結局クリアしてないな自分…orz
今巻も凝った装丁(カバーからスタッフ記述までDVD仕様)が楽しかったのですが、特筆すべきは巻末の『編集いじりネタ』。
アプローチを間違うと内輪ウケで萎えるパターンですが、担当編集者や部長に留まらず、かつてあの国民的名作マンガでモデルになり、未だに時々ジャンプ系マンガでネタにされているとはいえ、今や取締役となった偉い人をあそこまでイジられては、もう爆笑で脱帽するしかないよなぁと。ゴイス犬マユゲ!