xxxHOLiC 11巻/CLAMP/講談社

×××HOLiC(11) (KCDX)店を覆う弱まった結界を支えるために、深い眠りに就くマルとモロ。決断を迫られる『終局』を示唆するように、『在るはずのない卵』をドウメキに託す侑子。干渉し合い変容する世界の狭間で、ワタヌキが負う役割とは何なのか?
クライマックスへと向かう(向かってるかアレ?)『ツバサ』と連動して、伏線を撒くだけ撒いた感のある最新刊。全部きちんと回収されるのかは今後のお楽しみとして、もともとその傾向が強い作品ではあるものの、今巻は特に『物語のための伏線』ではなく『伏線のための物語』が綴られていたなと。『蓋を開ければたわいのない怪談』的小咄の方も、もうちょっと頑張っていただきたいところです。
キャラ話としては、ワタヌキのツンデレ具合はもはや伝説の域に達したと思いました。ツンデレ元帥!(笑)
正統派萌えとしては、髪型を変えてさりげなく(ワタヌキに気付かれぬよう)背中を隠すひまわりちゃんと、彼女にいつも『用がある』理由…本当にいい娘さんだなぁ。
でもって『大人になった』座敷童って…下世話なことを考えたヤツ、挙手! そして挙げた手でボクと握手だ!<ダメ野郎
そいやゲームが発売されるようですが、ジャンルが『アヤカシ・アドベンチャー』て…テキストアドベンチャーとどう違うのん?
ちょっと興味はありますが、自分で買って試す金も時間もないので、リリース後の評判を見てから検討しようかと。
ちうかこの作品は、伝奇風味のギャルゲとしてリリースするのが一番いい気がするのは自分だけでしょうかね?