888 スリーエイト 3巻/桑田乃梨子/幻冬社

888(スリーエイト) 3 (バーズコミックス ガールズコレクション)親の援助のおかげでテキトーに経営されている、恐らく日本どころか世界一ユルユルでトホホな末広探偵事務所。
所員がコレなら客もアレ。殺人事件も職場恋愛にも縁のない事務所には、今日もちょっと困ったちゃんな人々がやってくる。
2年ぶりの新刊刊行。ようやくか、と思い帯を見たらば『隔月連載』の文字が…ナルホド。
『末広探偵事務所』が時々『未広探偵事務所』になっていたのと、凪ちゃんが3話連続で客を断った(まぁうち2件は結局引き受けたが)のに軽い驚きを感じました(笑)
『猫遊郭』は、利用希望者として見てもかなり魅力的なビジネスだと思うので、誰か本当に実現してくれぬだろうかなぁ…もちろんきちんと許可なり認可なりを取って!<モグリややばいよモグリは(^^;;)
巻末の『まほうの小林君』を読んで、「ああ、読者と凪ちゃんだけでなく、小林君も事務所の状況には危機感を覚えていたのだなぁ…健気だ」としみじみ。
しかしこうして『if』を見てみると、やはり小林君と同じく「夢でよかった」と思いました。『なんか』どころじゃなく『何もかも違う』もんなアレ。