罪と罰 3巻/鈴木有布子/新書館

罪と罰 (3) (ウィングス・コミックス)ざしきわらしの神さんと田舎の旧家で暮らす一色家の、緩やかで穏やかな日々の物語、完結。
同じ屋根の下で心を通わせる神と人。そんな彼らを包む建物であると同時に、家系という繋がりでもある『家』のやさしいおとぎ話は、読み手が望む柔らかい『めでたしめでたし』で幕を閉じました。
「どこかで彼らとその子供、その更にこどもたちは今もまだ元気にやっているのだろうなぁ」という継続性も感じられる、「さよなら」なのに寂しくはない、心の暖まるお別れで嬉しかったです。