ひぐらしのなく頃に 目明し編 2巻／方篠ゆとり／スクウェア・エニックス

叔母殺しの容疑者として連行されそうになった悟史を救うために、魅音へのなりすましを止めて公に姿を現した詩音。ようやく詩音として悟史と触れ合えたのも束の間、命に背いた彼女に激怒する祖母・園崎家当主により、地下祭具殿へと連行された詩音は、『けじめ』をつけることを強要される。
想像を絶する恐怖と痛みと引き替えに、大切な人たちを守れた…はずだった。だがある日、不自然な状況で悟史が失踪したことから、詩音の心は奈落へと落ち込み、それが彼女を決定的な凶行へと駆り立ててゆく。
『けじめ』シーンのビジュアルは強烈でしたが、読み手として感じる怖さと痛さはゲーム版の方が猛烈だったなぁ…いや、でも緩和されててむしろ助かりましたが（^^;;）
逆に圭一の固有結界発動シーンは、もう少しハデにオモロおかしくやって頂きたかったなという物足りなさがあったり。
『園崎の鬼（真）』として暴走する詩音の見せ所全開な次巻が、楽しみなような恐ろしいような。ともあれ一刻も早い次巻の刊行を待ち望んでおります。