少女ファイト 3巻／日本橋ヨヲコ／講談社

練習に来なくなってしまったナオの行方とその原因を探す練と部員たち。一同が行き着いたのは、賭けバレーを行う『池袋ガールズベットバレー』の会場だった。円満にナオを取り戻すべく、覆面ギャラリーとして試合に臨むメンバーだったが、コートにはナオだけでなく意外な人物が待ちかまえていた。
過去に残した傷と遺恨が、まさに今繋がれつつある絆と情熱によって揺すぶられる。戸惑い、うずくまる練に手を伸ばしたのは学 　　　「どうにもならない他人の気持ちはあきらめて、どうにかなる自分の気持ちだけ変えませんか」
個性的な登場人物達が激しく自己主張しながらも場を壊すことなく、最高の物語を魅せてくれる熱い作品は、最新刊でも濃密でスピーディーな展開です。
今巻イチオシは何といってもロハスな知性派で企業家ヤンキーの本間。可愛い顔して腹黒い三國弟もステキですよ。
実は魔性系だった隆子のミチルへの執着と、彼女のいまだ未知数のバレーの実力が今後の展開に大きく波乱をき起こしてくれそうで、今から先行きが楽しみです。