学園天国パラドキシア 2巻／美川べるの／一迅社

霊と人間が共存する豊芦原学園。生徒からの依頼で悪しき学校霊と闘ったりする浄霊委員会と、それを一方的にライバル視する生徒会とのグダグダな争いは今日も続く！ 多分、明日も！
文化祭だの黒花子さん登場だの、今巻も息つく間もないジェットコースターギャグが炸裂。つーか読者の心の代弁者、Q子さんの暴走がグッジョブ過ぎです。
おかげで全体的に『萌え』方面へのテコ入れが試みられているのに関わらず、結果、強化されているのは『フェチ』方面だという素敵な状況に…てか巨大系は客を選ぶよなぁ（笑）
個人的には著者氏の描く尻→足のラインのなまめかしさがツボです。
『ヒロインは凛』ということ以上に、『主人公は練司』という事実が忘却されている気がします。「もう主人公は凛で、ヒロインが寧々ってコトでいいじゃん」と思うのですが。あの高飛車なのに虐げられて涙する、イジラレっぷりがたまらんですよ生徒会長。