カミヨミ 7巻/スクウェア・エニックス

カミヨミ 7 (ガンガンコミックス)帝月のヨミにより、銀狼館と文石が秘めた恐ろしくも哀しき謎を解き明かしたのも束の間、帝都では零部隊隊員の毒丸を中心とした新たな事件が幕を上げる。
訪れた雑伎団の公演に難癖をつける憲兵隊員と悶着をおこした毒丸と天馬たちは、帰途で報復に襲撃してきた憲兵隊と相対するが、その一人が突如大量の吐血と共に悶死した。
死因は未知の猛毒。毒薬使いであるために容疑者として身柄を拘束された毒丸を救いだすために暗躍する零部隊だったが、その救出劇のさなかに毒丸を取り調べていた憲兵隊員が、またしても同じように毒により死を遂げた。
ついに隊員全員が容疑者となってしまった零部隊…出張で不在の日明大佐が帰京するまでに、果たして彼らは事件を解決することが出来るのか!?
前巻掲載の予告からお笑いネタに行くのかと思いきや、解決できねば即死(大佐による処刑)する、ある意味かつてないほど恐ろしい事件だったという(笑)
物語の合間にチラリとかかれてきた零部隊隊員たちのキャラを彫り込むエピソードですが、毒丸に重点的に焦点を当てているせいか、他の隊員達が今イチ薄いような? まぁその辺りは今後のお楽しみかなとも思い。
それにしても女傑・日明大佐にかしずいた毒丸の趣味心情には共感を覚えてしまいますな。アレは墜ちますよ(笑)
若かりし頃の大佐話な外伝を読んでみたいものです。