月巫祝のシャシャ 1巻/椎隆子/一迅社

月巫祝のシャシャ (1) (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)傭兵の戦士である少年、ラトナが住む村が黒社会の襲撃を受けた。村長の命により、敵が狙う経典を大僧院へと届けた満身創痍のラトナを救ったのは、一人の小さな子供だった。
子供の名はシャシャ。清らかな歌詠と祈りとで、大地と人に豊穣や癒しをもたらす国の大巫(おおみこ)だった。
偉大なる尊い力をめぐり、少年戦士と小さな月巫祝を結ぶ運命が大きく回り始めた!
緩いテンポでスタートした1巻は、キャラを掘り下げる顔見的な展開で。キャラは魅力的にえがかれていると思うのですが、ラトナとシャシャの結びつきが少々弱く感じられるのが残念かなと。まぁその辺りは次巻以降に期待しております。
ぶっちゃけ著者氏の昔の作品『麒麟』を思い出して、そちらの方を読み返したくなってしまいました。微妙に完結していなかった作品なので、リメイクしてくれないだろうかなぁアレ。