絶対可憐チルドレン 12巻/椎名高志/小学館

絶対可憐チルドレン (12) (少年サンデーコミックス)洗脳したエスパーを使い犯罪を行う組織『黒い幽霊』。その暗殺者である少年エスパーとの極限の戦いの中で、ブースターを進化させ新たな能力に目覚めたチルドレンは、少年を洗脳から解き放つことに成功した。
だが兵部に、『エスパーの救世主』としての薫を育てているのはお前だと皮肉げに告げられ、反発と危機感を覚えた皆本は、能力の発動により変質したリミッター装置内の結晶の調査を始める。そんな最中、チルドレンの新しい力を狙う『黒い幽霊』から、次の能力者が差し向けられた!
チルドレンのおこちゃまぱんちゅ姿で萌えた!<先ずそこか(^^;;)
いや真面目な話、葵と紫穂を鏡として能力者である自らを見つめ直し、望んでいなかった力ごと自分の全てを受け入れた薫の姿に胸を打たれました。そしてそれはきっと、葵と紫穂もそうであったのだろうなぁと思い。
『他人は自分を映す鏡』とは言いますが、互いへの愛情を映し合い、結び育んできたからこその今の3人なのだなぁと改めて感じました。
葵と紫穂の命を守るためなら、どんなに辛くともそれ以外を切り捨てると涙ながらに叫んだ薫。そんな薫の心を守るために命がけで窮地をしのぎ、最大の信頼を薫に預けた葵と紫穂。そして彼女たちの絆を守るためにできる全てを尽くす皆本やバベルの仲間たち。
この繋がりと温もりを忘れずに進めたら、きっとあの『哀しい未来』を回避できるはず…つか回避してくれよ〜(T▽T)
シリアスな本筋を離れた遠足話も、エスパーではなく元気小学生としての3人の愛らしさを堪能できて良かったです。
…つーかアレ、どんだけ愛情弁当だよ皆本(笑)
子供といえば、不二子と兵部の幼少時な外伝も読んでみたくなりました。
「痛いですうーっ!!」と言いつつどこか嬉しそうに見える兵部は一体どんな服従を強いられたのか…もし実現化されたらば、タイトルは是非『絶対服従チルドレン』で!<ベタだ!
4/6からアニメ版の放映が開始されますが、こちらも今から楽しみです。
何クール放映で、原作のどこまでやるのかなぁ?