夜は短し歩けよ乙女 1巻／琴音らんまる／角川書店

カノジョ無し歴『生まれてこの方』の冴えないメガネ大学生『先輩』は、サークルの部室で春のように暖かく花のように愛らしい『乙女』と出会う。
ときめく季節に運命の出逢い！ 何としても『乙女』とお近づきになりたい『先輩』はあの手この手を駆使して頑張るが、何だか奇妙な人々や騒動に阻まれて、想いを届けるどころか彼女の目にも留まれずに…相手の視界どころか物語の筋からもフェードアウトしがちな『先輩』の明日はどっちだ!?
…とか書くと『先輩』が主人公のようですが、どう見ても主人公は『乙女』ちゃんの方。天真爛漫で心優しい彼女が、遭遇する不思議事件に誠心誠意でアタックする、レトロファンタジーな物語です。
原作小説は未読なのですが作中の世界観が気に入ったので、文章ではどのように表現されているのかを確認すべく読んでみたいなと。
ところで原作小説は単巻のようなのですが、マンガもあまり長く続かないのでしょうか？ オリジナル展開で広がっていっても面白そうなので、その辺に期待を寄せております。