番線〜本にまつわるエトセトラ〜／久世番子／新書館

本好きの日常や生態、本の製作を支える職人さんの仕事などを、マンガ家であり書店員でもある著者氏がえがく、本に対する愛の溢れまくったエッセイコミック。
著者氏独自の視点の愉快さと切り口のオモロ鮮やかさは、『暴れん坊本屋さん』から更に進化しており、本好きならば苦笑しつつも共感により激しく頷くこと間違いなしです。
写植職人に校正者に国語辞書の編集者などの、裏方を支える職人さんたちの隠された奮闘。そして『本>>>>人』を徹底する書痴の楽園・国立国会図書館の驚きの秘密など、本好きには興味深いテーマも取り上げられており、本読み者なら必読の1冊かと思います。めちゃオススメ。
そう…自室のスライド書棚も、もう随分と前からスライドしませんとも！
同盟国（友人）に本を貸して面積を稼ぐのにも限界があり、今日も焼け石に水だと知りつつ横積みでその場をしのぐんだZE☆ ………欲しいネ、壁を埋める全面書棚 orz