クラウン 4巻／中西達郎／マッグガーデン

時限式で発動せんとする古代兵器からかけがえのない友人たちを守るため、死力を振り絞る剣太郎。だが頼みの綱の狂之助左衛門は負傷し、その獣騎は大破。
絶体絶命の窮地で剣太郎が下す決断とは？ そして道化の仮面の下から狂之助左衛門が垣間見せる、その真の実力とは!?
剣皇×嗣矩真戦争、ついに決着！
というワケで『無双の騎士』狂之助左衛門のお当番回。
圧倒的な戦闘力を見せつけると共に、剣太郎との因縁浅からぬ過去も開帳。トリックスターの面目躍如で読み手の期待を裏切らぬ活躍っぷりでした。つーか主人公食っちゃってるよアレ（笑）
○○○の誰が彼だったのか、いずれ判明するのでしょうかね？
しかし本編のエピソードとしてではなく、年表で展開の補完というかネタバレしているのが微妙だなとか（まぁ今巻に限った話ではありませんが）
でもアレを全部本編でやろうとすると何十巻にもなりそう（あるいはものすごいダイジェストになりそう）だしなぁ。けれん味溢れる膨大量の裏設定が魅力でもある作品なので、だからこそ、その情報量の捌き方にもう一工夫欲しい所です。