09/3/10〜3/18
■ 『学園天国パラドキシア/4巻』
学園天国パラドキシア (4) (IDコミックス REXコミックス)
- 作者: 美川べるの
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/03/09
- メディア: コミック
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ちうか凛ちゃんの『ヨゴレ女子』なポジションこそが、美川マンガの正当ヒロインポジションだとも思うのですが如何?
そして美川マンガの正当ヒーローポジションは、常に総ツッコミの重労働を課せられているという…つか、周り全てが敵(ボケ)という状況に1人で立ち向かえるからこそのヒーローというか?<嫌なヒーローだなぁ
そいや練司とメリーさんの同棲シチュは、よく考えるとかなり萌えるアレなのではなかろうかと今更気付かされました。作者だけでなく、読者も既存設定を忘却させられる作品だよな!<単に自分の物覚えが悪いだけつーか、分かってるならたまに読み返せよ(^^;;)
■ 『娚の一生/1巻』
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/03/10
- メディア: コミック
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つぐみが近所の住人かと思ったその男性・海江田は、祖母から預かったという鍵を持ち、家の離れに滞在していると言う。祖母と彼の関係を把握出来ず、状況に流されるまま海江田と共同生活を始めてしまうつぐみ…彼女の穏やかだった余暇と人生に生み出される大小幾重もの波紋は、彼女をどのような岸へと流してゆくのか。
やー、著者氏のあの絵で描かれるインテリメガネなおっさん(しかも色々曰わくありげっぽい。加えて関西弁)・海江田氏がエロいのなんの。あんなんに「練習やと思てぼく相手に恋愛してみなさい」とか言われたらば落ちるよソリャ。親族の前で海江田が口にした祖母やつぐみへの気持ちを表す告白がまた、たまらなくロマンチックで悶えるちうか。うは〜。
年齢と経験によって抑制された表情や仕草などから、一見淡々として見えるつぐみの在り方が、そんな海江田の言動によって静かに乱される様の、デリケートな描写がまた何とも魅力的でありますよ。
普段、『ラブロマンス』的なものには特に興味が湧かぬのですが、この作品を読んでいると、そういったものを愛する人の気持ちが分かるような気になります。何だこの不安定な吸引力に満ちた陶酔感は!?
…あと下世話な話ですが、つぐみが体を拭くシーンで「あ、この作品は乳首券が発券されてるんだ!」と軽く衝撃を受けました(笑)<ダイナシ発言
■ 『終わりと始まりのマイルス/1巻』
- 作者: 鬼頭莫宏
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: 単行本
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『小さな世界』から浮かび上がってくる、思いの込められた様々なキ物と向かい合ったりすれ違ったり…いずれ空へと還るそれらに触れながら、かなり不思議でとても愛おしいふたりの生活は、今日もどこかで続いている。
複雑な仕組みをシンプルに、けれど味わい深く表現した世界で、まだまだ抑制されたままのあまたの情報(設定)を土台に繰り広げられる、騒がしくも穏やかな、新しいのに懐かしくも感じられる謎と温かさで満ちた物語です。
おおらかで個性的な人々のやりとりがまた面白い、著者氏にしてはかなり珍しいぽやんとした雰囲気の作品ですが…こ、このまま穏やかに進むだろうか心配に…(^^;;)
いずれ哀しい出来事が起こるのは避けられないにせよ、それが優しい描写のままえがかれることを願っております<いや毎度のあのノリも、アレはアレで好きなのですが、この作品にはそうであって欲しくないなぁと。
■ 『エア・ギア/24巻』
- 作者: 大暮維人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/03/17
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小烏丸のチーム力の底上げイベントの一環として(?)エミリとやよいに焦点を当てた進行により、『頑張るフツー(…ではないか?)の女の子』のためらいや決意の奮闘模様が見られたのが良かったなぁと。同時に日陰に追いやられがちなブッチャやオニギリ元帥もフォローしているバランスの良さもまた流石。
そいや作中で『ネギま!』を読む(そしてそのことがそのままエピソードに組み込まれている)やよいの姿は、週刊誌で見た時に驚いたっけなぁ。
しかしやよいの特殊能力の伏線回収が成されたのはいいとして、「にしても『調律』ってのは、そんなに簡単ちうか付け焼き刃的にできちゃうモンなの?」という違和感は拭えず…まぁその辺りも著者氏ならばいずれフォローしてくれるかと?
…まぁこのままノリで流されても、やよいのあの潔い脱ぎっぷりの愛しさと、アギトとの可愛いラブフラグの立ちっぷりでチャラにしてもいいよなとも思い(笑)
でもって『パラパラ漫画』は気付かなかったなぁ…ゴイス。こういったこだわりや遊びがこの作品の素敵な所の一つだよなと再認識しました。
■ 『絶対可憐チルドレン/16巻』
- 作者: 椎名高志
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/03/18
- メディア: コミック
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つーかもう少女マンガだよねコレ? でもって皆本家のハーレム度合いが増したよな!(笑)
それにしてもティムの能力をフィギュア系に活かすとここまでの破壊力を持つのかと驚愕しましたよ。変形で格闘やパーツ交換で復活の下りにフェチ魂が燃え上がりましたよ!<病気か
分かり易く正体が透ける悠理と、比して今だ謎につつまれたファントムとミラージュの関係(単なる念話なのか、多重人格なのか)の両設定の配合具合にも興味が沸き立ちますなぁ。
…てか、睡眠(催眠?)治療の果てに、パティが大変な方向へ(笑)
まぁでも何にせよ、やっぱ萌えは生きる原動力だよネ☆<度が過ぎると色々踏み外しますが