09/3/27

■ 『ヘルシング/10巻』

HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)

HELLSING 10 (ヤングキングコミックス)

悪夢で彩られた業火の中、死闘と血闘の末、咆哮と慟哭の果てに全ては燃え落ちた。そうして世界は目映き夜明けを迎え…そして夜は再びやってくる。
永きに渡る人間と化物の闘争…いや、戦争の物語が終幕。
まさかあのような『真の主人公』が居ようとは…恐るべし山守義雄ッ!(誰?)
てかもー、ただシビれた! 最後の最後の最後まで、あらゆる燃えだけでなく萌えや笑いまで充填して貰えた最高の物語でした! いやもー言葉なんか出てこね〜〜〜!!!
ただ言いたい…この時代のこの国の生きてこの作品と出逢えて本っ………当に良かったッ!!!(T▽T)<マジ泣き
渾身と全霊を捧げ、どこまでもどこまでも『人間』であったものが、そう在り過ぎたが故に、それを貫き通した先に『化物』となる。けれど人の枠を越えて異能を振るった者たちの魂は、それでもどこまでも『人間』であったのだなぁ…てか、『人間』…って、何だろう?
…ところで過去編は刊行されるのかなと…その日を信じて長生きするしかないなぁと…(遠い目)

■ 『カミヨミ/10巻』
カミヨミ 10 (Gファンタジーコミックススーパー)

カミヨミ 10 (Gファンタジーコミックススーパー)

それ自体は小粒な作りながら、より大きな流れの本筋へと世界を誘った『女郎蜘蛛編』が完結。そしてより壮大になってきた物語に耐えうるよう、天馬たちもパワーアップしつつ、『将門の首編』が開幕。
いや、帝月が(作風とか設定とか読者層とか色々な意味で)男子であることに意味があるとは分かっているものの、アレが女子だったらば自分の中で猛ツボな作品だったのに…ああっ! orz
…とかいう頭の悪い葛藤から、最近(というか特にこの巻辺りから)、自分の心の中で「アレは実は男子として育てられた『ボク女』なのだ…」という妄想が根を張り始めてきましたよ。女体化とか男体化とかにハマる人の気持ちが、少しは理解出来る気がしました<何に目覚めているのだ(^^;;)

■ 『ポケットモンスターSPECIAL/31巻』
ポケットモンスタースペシャル31 (てんとう虫コミックススペシャル)

ポケットモンスタースペシャル31 (てんとう虫コミックススペシャル)

互いが互いの身分を誤解したまま、バトルにコンテストにと愉快な旅を続ける3人組。しかし良からぬ企みを抱く謎の組織が、身代金目当てにお嬢様を狙い始めたことから、3人の旅路に暗雲が立ち込めてきて…。
ダイヤ・パール・お嬢様、3人それぞれの個性や魅力を物語にからめて印象的に描いたエピソードが印象的な巻。特にお嬢様の、頑固で意固地だけど自分に非があればそれを改める賢明さや、ただ誇り高いだけでなくそれを支えるためには努力を惜しまぬ一生懸命な頑張り屋さんな所などが、もー可愛いの何の。髪を結った姿の愛らしさ(特にバッチを貰う時の表情)はもう犯罪級ですよ!<むしろお前がな
次巻ではついに誤解も解けて、物語も大きく転変しそうなので、今から刊行が楽しみです。この読み手側のワクワク感もまた『冒険』だよなぁ。

■ 『夏のあらし!/5巻』
夏のあらし! 5 (ガンガンWINGコミックス)

夏のあらし! 5 (ガンガンWINGコミックス)

店長に拝み倒され、当たり馬券を買いに10年前へととんだやよゐは、出逢った家出少年を放っておけずに道行きを共にすることに。アクシデント続きのやよゐの『一人旅』は思わぬ展開に!?
そして潤から、あらしが「夏が終われば消えてしまう」と知らされた八坂は、自分の想いをあらしに伝えるのだが…。
あらしと八坂の過去話は、もう思いっきりありがち御都合展開なのですが、むしろそこがいいのですよな〜。 お約束の偉大さというか、青春の甘酸っぱさというか、ぶっちゃけ中1のあらしの可愛さが猛烈過ぎて全てが納得出来る!<オチはそこか<いや重要だってソコ
にしてもあらしの兄も、この妹にあの兄ありなイカす日本男子っぷりで、これっきりにするには惜しいキャラだよなと。帝国海軍少佐でケンカ百段てアンタwww
でもってやよゐさんの『人間力』の強さに惚れ直しましたなぁ。あんなに可憐なのに、多分芯はあらし達の中で一番強いんじゃなかろうかと。嗚呼麗しの大和撫子…。

■ 『とある日のクル』
とある日のクル (ピチコミックス)

とある日のクル (ピチコミックス)

竹本家に迷い込み、そのまま居着いて家族になった黒(ごく一部白)猫・クルの、愉快で可愛い日常をえがくエッセイコミック。
特に何ということもない、よくある(?)猫と過ごす日々なワケですが、その『日常』自体が割と(端から見る分には)オモロ事件だったり。ちうか竹本絵の猫様を見ているだけで癒されるというステキ作品ですよ。