09/9/24〜9/25

■ 『絶対可憐チルドレン/18巻』

絶対可憐チルドレン 18 (少年サンデーコミックス)

絶対可憐チルドレン 18 (少年サンデーコミックス)

パンドラ復活で、長らく当人等には秘してきた『予知』の内容をついにチルドレン達が知る、メインストリーム的に中学生編最初の重要ポイント。
紫穂大活躍の巻。普段は後方サポートメインの紫穂の、前線での堂に入ったバトルっぷりに痺れたッ!賢木との腹黒コンビっぷりにも胸キュンでしたよ。
あと、アキバと聞いて安直な発想によりコスプレで出かけようとする不二子さんと兵部の、姉弟でお年寄りな人々のシンクロ具合で爆笑。
そしてちさとに「遠野は彼氏か?」と問う悠理が地味に恐かったという…。ところでドーターのアレもヤンデレって言うかな?
そいや、どうでもいいちうか今更ですが、兵部とのバトルで薫がパンチラしていたのが気になり…アレはどんだけ激しくバトっても、見えそで見えない方が萌えるのににゃ〜とか思ったり。
今更といえば、まつげバシバシなパティさんのお顔立ちがかなり好みであることに気付きました。だが中身が残念というか…リアル友人(腐女子)の爆走具合を思いだしてしまい、今イチ萌え切れぬという…(^^;;)

■ 『エア・ギア/26巻』
エア・ギア(26) (講談社コミックス)

エア・ギア(26) (講談社コミックス)

三姉妹と枢の共闘に、対戦相手のまさかの実質総入れ替え。
怒濤の展開にも惹き付けられますが、今巻注目はやはり何かに目覚めたリンゴ!…じゃなくて、その告白と、枢に思いを託しての別れ。そして、そんなリンゴの存在が「あたりまえ」ではないと気付くイッキ…ぬあ〜〜〜、甘酸っぱくてちょっと涙味! 青春たまらんぜ!!(転がりながら)
やはり正規ヒロインは強いなぁ…でも枢にも頑張って欲しいなぁ…両方いい娘さんで、どちらかなんて選べないヨ!<貴様に選択権はない
ブコメ展開的には、突如フラグが発生したアイオーンとミカンも要注目で。なかなかそれどころではない展開のスキマにこういった要素が入っているのが、この作品の好きな点の一つです。ラブ&ウォー上等。

■ 『魔法先生ネギま!/27巻』
魔法先生ネギま!(27) (講談社コミックス)

魔法先生ネギま!(27) (講談社コミックス)

1冊丸々ラカン戦。しかしこの段でここまでの超力戦闘をやってしまって、いずれやるであろうvsフェイト戦はどうなるのだろうなぁ…<まぁソレはその時か
ネギの『開発力』は『閃く才能』と『不断の努力』の成果なんで、2倍スゲェよなと。なるほどゴイス天才スキル。しかしラカンのアレを『努力』のみの結実とは、やはり思えないよなぁとか。まー肝心なのは活躍の形であって、それが根ざす出所には(この作品に於いては)正直あまり興味がないという(笑)
そんなデタラメ最強おっさんラカンと、知性派強気少女(だが姿は幼女の方を希望)な千雨との組み合わせもさりげに萌えです。
派手なバトルの側面で地道に語られてきた亜子とトサカの物語も、単なる『ネギの心理的成長の布石』以上の意味で味わい深かったです。『自分の物語の主人公は自分しかいない』としても、他人にも見える形での『見せ場』はやはり自分で作るしかない。ふたりはそれを存分に見せてくれました。
大筋的にはもうスポットライトはあたらないと思いますが、彼らが『主役』として活躍したことは、多分ずっと覚えていると思うのです。
あと、14巻時にネギが亜子にそのセリフを告げた時は、「誠意に満ちてはいても、まだ上辺でしかないただの言葉だよなぁ」と思ったのですが、それがきちんとネギ自身の実感としてフィードバックされている(と感じられる)構成になったのも感慨深かったですよ。

■ 『オーバーマン キングゲイナー/7巻』
オーバーマン キングゲイナー 7 (MFコミックス)

オーバーマン キングゲイナー 7 (MFコミックス)

大団円で完結。しかし前巻から間が空きすぎて、ここまでの展開を軽く忘却してしまいました(^^;;)
最後は駆け足で圧縮気味の展開でしたが、反面無駄もなく、最後まで迫力の画面と魅力的なキャラの活躍に魅せられました。シンシアかわいいよシンシア。
アニメ版を観直したくなりました。時間さえあればなぁ…。

■ 『ちろちゃん/2巻』
ちろちゃん (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

ちろちゃん (2) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)

よもやのわたおにネタに、まさかの小学校卒業。「ぬな、完結!?」かとビビらされましたが、中学生編に続くようなので良かったですよ。
…でも、まとちゃんがおっきくなっちゃった…orz いや、『デコ&めがねっ娘』のステキ要素は健在だ!頑張れ自分、まだ中学生だから大丈夫!<何が?
続くのは嬉しいですが、やちほ先生や、ニャ…もとい、くしちゃんとお別れなのは寂しいですなぁ。反面、3巻ではアレすら越える逸材が現れてくれるものと期待しておりますよ。
そいやわたおに…もう5年以上経つのか〜。あんな素晴らしいモノが毎週手に入ったとは、本当に良い(カオス)時代であったなぁ。
ちうかこのマンガは、限定版でちろちゃんとまとちゃんのフィギュア(無論小2版)を付けて刊行するべきでしたよな…いや、今からでも是非。時流的にアレだというなら、脱げなくてもいいので是が非でも!(土下座)

■ 『にょろーん ちゅるやさん読むと無性にスモチが食いたくなる罠が発動。
「フィギュアはいいか」と思って通常版を買ったのですが、読み終えたらやっぱりちゅるやさんが可愛くてたまらん気持ちになり、激しく後悔…にょろーん
しかしこの作品、別に『涼宮ハルヒ』のパロである必要がないというか、他の作品でも転用できる作風ではないかと思ったり。「もういっそ、このノリのオリジナル作品とかでいんじゃね?」と…いやだって可愛いんだもん!コレでお別れなのは寂しいんだもん!<口調がキモイ

■ 『荒川アンダー ザ ブリッジ/9巻』
荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)

荒川アンダー ザ ブリッジ 9 (ヤングガンガンコミックス)

相変わらず表紙が格好良すぎです!…って、そいやリクってまだ出たこと無かったねと、言われて初めて気付きました。まーそんな存在だよネ?(ひどい)
『一人だけになつく』コマンドは、確かに動物だと最強ですが、人間だとそうでもないよなーという理由を考えると、何だか微妙に黒く遠い目になったり…。
電波な人々の存外日常なのにやっぱり異常な日々に笑ったり、アマゾネス驚愕の真実(つかその素顔)に度肝を抜かれたりした新刊ですが、焦点はやはり『乙女な島崎』の純情と、それが破れたのちの奇行。彼女には『失恋番長』の二つ名を授けたい。そんな失恋超特急な彼女を、リクは2週間(クーリングオフ)の期限までに救うことができるのか!?
どこまでマジか分からなかった『金星』話が真実味を帯びてきた点と共に、続巻の展開が楽しみでありますよ。
でもってアニメ化。しかもシャフトで新房監督ということで、今からかなり楽しみです。願わくば都内でフツーに観られる局で放映されますように…(T▽T)

■ 『P.S.アイラブユー』
P.S.アイラブユー (クイーンズコミックス)

P.S.アイラブユー (クイーンズコミックス)

ずっとひとりなら寂しくなんてなかった。大切な誰かが側にいて、それをなくしたから涙が零れた。だけど「出会わなければよかった」なんて思わないんだよ?
だってどんなに遠くても、もし二度と会えないとしても…「とおい空のした、私たちは繋がっている」のだから。
心優しき人たちの穏やかな日々に生じた寂しさ。それが誰かの存在や不在によって拭われて、ほんわりと温もるさま。切ないけれど柔らかくも強い思いが響く連作短編集。
それとは別視点で、表題作出演の草市くんが一三子さんへ寄せる想いのひたむきさがたまらんかったですよ。見送りのシーンは、小さくても『男』らしく、けれどもやっぱり子供で、何ちうかもうすごい『初恋』で…そんな少年を見守るお母さんのモノローグがまた印象深いのですよな。
…でも一三子さんが旦那の昔の恋人だったとお母さんが知ったらと思うと、リアルに考えるとちょっと恐いなぁ(^^;;)
まーこの作品でソレは考えなくてもいいことですし、もしそうなったとしても、著者氏のえがき出す世界では、ソレすらもきっと美しく優しい出来事となって昇華されそうですしね。