09/10/4〜10/10
■ 『パラドクス・ブルー/1、2巻』
- 作者: 中西達郎,nini
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2009/04/10
- メディア: コミック
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- 作者: 中西達郎,nini
- 出版社/メーカー: マッグガーデン
- 発売日: 2009/09/10
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人類は、その天使から与えられる『試練』と戦い続けることで、ひとまずの平穏と反映を謳歌していた。
そんな現代の日本。学園祭の買い出しに出かけた街で巨大な天使に遭遇した蒼十郎は、天使の進路にある学園と生徒を守るため、仲間である生徒会のメンバーたちと『天使の試練』に挑むことになる。だがその知的大冒険は、くせ者揃いな仲間たちが体験する『最初の試練』でしかなかったのだ。
作画は別作家氏の色なのですが、キャラ造形や世界観はあの中西テイスト溢れるけれん味全開で、ファンとしては嬉しい限りです。
物語の肝である謎=『天使の試練』も、読み手にある程度の知識が必要で、その解は多少恣意的で強引な面もあるモノの、読み手が参加できる『考えれば分かる』形できちんとまとめられているのが凄いなと感心。
そしてそれだけでは凡庸なクイズに過ぎないアレコレも、上手い演出やお膳立てで魅力的に出題&解法されているのが小気味良いです。
超人にも程があるよなと思いつつソコを楽しむのが中西味かなとも感じされるキャラクターの魅力(nini氏の作画と画面作りがまたゴイス!)に、彼らを翻弄する『世界』そのものの謎。続巻が待ち遠しい作品が、またひとつ増えました。
■ 『とりどりことり/1巻』
- 作者: 竹田エリ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/04
- メディア: コミック
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ってか、雑誌で初めて見たシンクロお父さんのネタは、再度見てもやはり衝撃画像だよなと…もう脳裏に焼き付いてしまいましたよ(笑)
■ 『ロボ道楽の逆襲』
- 作者: とり・みき
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: コミック
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というワケで速攻購読。とにかく表題作のノリと構成が凄すぎて、脱帽てか土下座で崇拝。元は別々の作品だったのをリミックスして再編成された作品は、確かにツギハギなのにきちんと連作で、元よりそのためにこのようにえがかれたものとしか思えませんよ。単発ギャグのコラージュなのに、あまりにも正統派の連作群像劇!
入り交じる虚実に実体の著者氏が垣間見えるエッセイ的マンガ。独特なテンポと画面構成、そして限られた色数で不安を表現したカラー作品。そしてそれらオリジナルだけでなく、高い技術による模写で展開する(けれど限りなく著者氏らしいノリと雰囲気の)パロディ作。
全体的に前衛寄りながら、その笑いの基礎はあくまでポップ。著者氏の魅力が隅々まで行き渡った素晴らしい作品集でした。はー、至福で満足。
…したら、ふと久しぶりに『ダイホンヤ』を読み返したくなってきました。まだ箱にはしまっていないので、本棚のどこかにはあるはずなのですが…どーこーだー!?(T▽T)<棚だけでも千冊単位なので、単巻作品だともうどこに何が埋没しているのか…orz
■ 『宇宙スレイヴ 後藤田リサコ』
宇宙スレイヴ後藤田リサコ (IDコミックス REXコミックス)
- 作者: 結城心一
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: コミック
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まー話の展開にはあまり意味がないのでさておくとして、とにかくラサの萌え幼女っぷりと、リサコの乳&ツッコミに、はうはうしている間に読み終わる1作。そしてソレで満足できるという(笑)
まー展開的には、ラサの秘密を早々に明かしてリサコのオカン属性を強化し、敵は基本来訪系としてソレを地球で迎え撃つ形にして、疑似ファミリー系ギャグで展開すれば良かったのではなかろうかと思い。まー今更的で外様の意見ですが。
■ 『ブロッケンブラッド/4巻』
- 作者: 塩野干支郎次
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2009/10/07
- メディア: コミック
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桜子ちゃんの恥じらう姿と、怒り混じりの困り顔は、何度見たって飽きないんだゼ☆<割と変質者気味(気味?)
Wママによる時代を超えたレトロ魔女っ娘っぷり溢れる勇姿にもまた、熱く込み上げるモノが…アレはアレでいい!<何でもいいのかお前は?<何でもは良くないですが、『かわいいママさん』とか『熟女のギャップ萌え具合』は範疇内ですよ(^^;;)
■ 『娚の一生/2巻』
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/10/09
- メディア: コミック
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…って、あえて浅慮で発言するなら彼女の場合、『結婚しなくても同じ』ならば『結婚しても同じ』じゃないのかなぁと?
今巻もフェロモンを振り撒きまくりの海江田先生に惚れます。そしてそんな先生の言動に色々と千々乱れるつぐみの姿の艶っぽさに、うっかり鼻血が出そうです。一般マンガなのに、どちらも官能的にも程がある!
先生は鎖骨と目尻の皺で、つぐみはうなじと足首だよな〜(フェチ)
西園寺は本当に(良い意味で)育ちの良い娘さんだなぁと…自分は(実生活でもそうですが)そういう子が大好きなのです。彼らの気だての良さや健やかな喜怒哀楽を眺めていると、それだけで癒されるというか。
あと、おおらかで強くて優しいお母さん。あなたは最強で最善だ!(笑)
そいや改めて考えてみたタイトル。まさか物語の終わりは、海江田先生との死別だったりするのだろうかと…嫌な想像だなコレ。
そうなってもそうなるに相応しい物語を著者氏は用意して下さるのでしょうが、そんなん読んだら泣いちゃいますよ自分。