青ひげの密室@嘘喰い


■ 本当は17巻刊行時に描こうとしていた、『完遂しちゃった青ひげ』なネタ。
『認知されなければ、ないも同然』…なのか?



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の197話感想。
■ それがよい材料ならば、より美味しく料理しましょう。
■ ここまで「どちらに転んでもおかしかない展開だよな」と思っていたのですが、今週の『極上の味』というサブタイを見た瞬間に「あ〜…コリャ(弥鱈vs巳虎戦でのここまでの流れは)弥鱈の『仕込み』だったか」と気付き、続いて弥鱈が思わせぶりな言い回しの『命乞い』を始めた段に至っては、もう心の中で巳虎に手を合わせてしまいましたよ…「ご愁傷様」と(^^;;)

■ そいや巳虎が屠ったという『元零號』とは磨黒のことでしたね。
『ここに来る前にひと仕事(號奪戦)』と『元零號を殺った拳』というふたつの事象には時間差があるものと思っていたのと、よもや磨黒が伽羅と戦った後で生き残っていられるとは思えなかったため、磨黒(及び伽羅)以外の『元零號』かなと思っていたのですが。
■ …てか、ソレだとやはり『磨黒はどうやって伽羅との戦いを生き延びられたのか』という疑問が…伽羅が磨黒から『零號』を奪った際のバトル状況が猛烈に気になりますやね。

■ で、話を戻してその巳虎。
能輪(壱號)を「じいちゃん」と呼び、そのオキニ(という言い方もまた…)を殺したと報告する時の、「な、俺ってスゲー強いだろ? ホメてホメて! …あ、でもひょっとして怒られるかも…」などと脳内でアフレコを付けたくなるような、あのビミョ〜な間の取り方と表情。
しかもソレをあっさりスルーされた上に「もいっちょ仕事してこい。別に磨黒でも良かったんだけどな。無理か?」みたくおざなりに言われて、「やってやんよ、俺が!」とヤる気顔になる巳虎…おまえ、どんだけ『おじいちゃん子』だったんだよと?<いや単なる妄想解釈ですが(笑)
う〜む、大層好ましい。
■ しかしアリャ、死にましたかねぇ孫? コレで使い捨てるには惜しいキャラなので、三途の川を渡っていないといいですね。いやマジで。

■ 弥鱈については、思っていた以上に気の狂った『子供』さと、その徹底っぷり(というか振り切れ具合)にとても好感が持てるというか何というか…「ああ、コレでもいいんだな」と、ラストのコマを見ながらごく私的な理由により大変安堵させられました。
■ しかしどいつもコイツも素晴らしくステッキーに大人げないつーか…夜行さんにしろ伽羅にしろ門倉にしろ、『立会人』にはそういう気質の人が多いのかと?
いやそういう所、嫌いではありません…てか好きですよ、そういう所が。
■ 「『能力値は超級なのに子供気質を持つ大人』同士がガチでぶつかったらば当然、より『大人げない』方が勝つよな」…というのが持説ですが、この説からすると、そりゃあ一番強いのは斑目さんだよなと?(笑)
容赦も妥協もなくフルスロットルで駆け抜けられるのが『子供』の美点だよなぁ<まぁ本当に子供だと、手段と目的が入れ替わったり、ペース配分が出来ないので途中で力尽きたりして、結局『目的達成』が成されなかったりするけどもな(…って、何の話に?)

■ ソリャそうと、あのド修羅場にも全く動じなかった撮影監督氏の胆力には恐れ入りましたよ。
でもあの超絶バトルを収めたテープ(ないしデータ)は、きっと接収or抹消されてしまうのだろうなぁと思うと、本当にもったいなさの極みですな。
過去の名バトルとは若干趣の異なる、アクロバティックでトリッキーな今回の戦闘にはかなり目を奪われたので、もしアレを動画で見られたらすげぇ燃えるのになぁ…とか思うと「よし監督、撮影物を持って今すぐ逃げるんだ!」という気持ちになります(笑)

■ そんなワケで、賭郎vs賭郎という『二律背反の死闘』は、お屋形様の語った『理念』を体現する形で、『立会人の本懐』を全うした弥鱈の勝利をもって決着(…したよなアレ? その後始末があるにせよ)。
■ 来週の話では、また斑目さんの居るスタジオ(本流)に戻るのか否か…そろそろこの『TV編』の『落とし所』は見えてくるでしょうかね?
しかし弥鱈は満身創痍だし、どーするのでしょうかなぁ斑目さんは。
しかし、もしソレも『計算の内』だとしたら…とか考えると際限なくグルグルしますな。あー、来週が待ち遠しい!