Long Vacation@嘘喰い


■ 『夏休み』的なモノを甘受する層に対するルサンチマンをぶつけるネタ<心狭い…



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の202話感想。
すません、仕事後にしこたま酒呑んだ朝帰りで、しかも帰ってコレ書きつつ呑んでた冷酒をキーボードにぶちまけて心が折れたので、もー前後の繋がりとか考えずざっと書きで…orz
■ あらゆる罪悪が封じ込められたという『パンドラの匣』。
今も語られ続ける神話で、解き放たれたその底に最後に残されていたのは『希望』だといわれるが、実はそれこそが人を蝕む真の災厄(絶望)だと知る時、我等はこの神話に秘められた寓意へと思いを巡らせる。
■ 単なる『放映再開』ではなく、既存の放映網が『事故』により破壊されたことで巨大電波帯域に生じた空白を利用した、空前規模の電波ジャック。
やー、ソリャもう物理的にも好奇心的にもあの番組を観るしかないよネ…てか、マルコにそんな複雑な特殊工作任務が務まったのかというのが最大の疑問(笑)
■ しかもその電波ジャックを可能とした設備である『帝都タワー(旧電波塔)』を『賭郎勝負』の舞台とすることで、(限られた時間であるとしても)国防権力の実働部隊を排除するという仕組み(しかも賭郎に二律背反を強いる仕掛けが連続コンボとして適用)。オマケにあのオッシーの粉骨砕身の贖罪を「おかげでLファイルをしゃぶり尽くせる」の一言に集約する…いやホント、悪魔ですなぁ斑目さんは。やっぱ痺れるな。
■ 更にはこの段取りの前段階に、『弥鱈による主調整室死守』(お礼はあくまでパンシャブでというあのこだわりで笑い死ねる)と、海賊番組で明かされるという『F〜Zの21の闇』があるというのが怖ろしく。それはもはや『先読み』という人知の及ぶ勘所ではなく、『予知』というような超常現象の域だよなと。
特に後者。番組内でついに明かされずじまいだったFが(事前に収録・用意されていたであろう)こちらのルーレットに組み込まれていたということは、あらかじめ斑目さんは『番組ではFの暴露までは至らない』と読んでいたということだよなぁ…そんな展開まで予測の範疇かアンタは!(^^;;)

■ そしてそれら一連の『断罪ショー放映』に至る段取りと結末ですらも、『次なる賭郎勝負』のための前準備でしかなかったというのでも驚きなのに、その決戦を控えた舞台袖でのあの驚愕の展開。斑目さんというか、著者氏の脳内に広げられたこの事態の風呂敷は本当に果てが見えないつーか…。
■ で、その『夜行さんの暴挙』<少なくとも現段階ではそう見える。
一見『最大の背信』にも見えるあの恫喝行為(十二分の実行力を備えた上なので、『死刑宣告』と言い換えてもいい)ですが、それはあくまで(斑目さん側に感情を添わせる)読者側の視点の解釈であって、夜行さんを賭郎という組織に身を置く『組織人』だと考えればごく妥当な行為ではあろうよなと。
■ …とはいえ、夜行さんのアレが額面通りの台詞と行為でないことは、この作品の読者には分かり切っていることではありますが(笑)
直前で描写された、判事からの電話を受けた能輪(壱號)が『搦手…』と発言したこととうっかり関連づけられそうですが、ソレは別の手段なり人員なりが配されているのではなかろうかと思います<つーか、夜行さんの行為は『実力行使』であって『搦手』ではないよなぁ。
■ まー『夜行さんの真意』は次回には明らかになる(『搦手の実体』はもう少ししないと明らかにならないかもしれませんが)でしょうが…今週合併号だから来週は読めないんだZeeeee!!!!!(絶叫)
春・盆・暮れ・正月の度に味わわされる、この寸止め生殺しのお預けプレイ! 「よりにもよってココで2週間待ちか!(T▽T)<血涙」という地獄待ち…だがソレに耐えるのもファンの喜びだよネ…(自己暗示的)