ゴースト トリック

ゴースト トリック

ゴースト トリック

『ココロなど…準備のできるモノではございませんよ。』

■ というワケで、『ゴースト トリック』、大体15、6時間ほどでクリア。
以下、大したことは書きませんがネタバレを避けるために伏せ。
■ 配置されたオブジェそれぞれの、動きと仕掛けの意味を考え、[然るべき物]を[然るべき時]に[然るべく動かす]という、パズルゲーム的AVG
とりあえず色々動かしてみれば何となく解法の見当がつく『程良い脳の運動』的な難易度ですが、謎が謎を呼ぶ展開をユニークなキャラクターの言動で魅惑的に味付けし、最後まで飽きさせずにプレイヤーを誘ったその全体のバランスとセンスの良さは、かなり爽快でした。
今更ですが、「一日に一章ずつゆったりプレイした方が面白かったかな?」とか思ったり。
■ ストーリー的には「…だから犬はイヤなんだよぉぉぉっ!!!(マジ泣き)」というのが最大の感想。最終的にハッピーエンドではありますが、あの『10年間』の献身を思うと…も〜いたたまれなくて胸がかきむしられる…(T△T)
とはいえ、後味良くまとまったあのEDに集約された一連の流れは、『物語』として美しかったなと。
■ 総体的には、『良くできた[動く絵本]』という印象でした。
あと、テキスト表示に使用されていたオリジナルフォントは、『MOTHER』に於ける『どせいさんフォント』に匹敵する魅力を醸し出していたなぁと。