化物語vol.1〜4

化物語 第四巻 / なでこスネイク 【通常版】 [DVD]化物語 第三巻 / するがモンキー [DVD]「化物語」第二巻 / まよいマイマイ【通常版】 [DVD]化物語 ひたぎクラブ 【通常版】 [DVD]
■ 「いい加減に観とくか」と思い4巻までを視聴したので、以下に個人的な印象のメモ。
無意味に長いので畳みます。
■ 原作の美味しい所取りの脚本に、作品世界にマッチしたケレン味溢れる美術や演出がいい塩梅で効いてたなと、おおむね納得で満足。
(『おおむね』というのは、『するがモンキー』が私的には何だかしっくり来なかったため。3話も使っているのに、何だか『肝心な部分を取り逃している』感を覚えるのは何故だろう…)
あと色彩や造形の設定がとてもツボでしたが、「もし4℃とかで作ってたら、どうなったかな?」という興味も湧いたり。
■ 激しく応酬されるマシンガントークの掛け合い(しかも大半が無駄玉)(だがソレこそがこの作品の旨味)も、原作ほどの密度ではないにせよ、『声』を質量情報として含めて尺内に収めることを(そしてソレを『映像による物語』として成立させることを)考えると、なかなか絶妙のバランスだったのではなかろうかと。
■ つーか予想はしていたモノの、原作のアレコレを視覚化するとエラいコトになるなぁ…いや、予想どころの破壊力ではありませんでしたが。特に4巻(笑)
■ しかし個人的に一番面白かったのは、やはり著者氏書き下ろし台本によるオーディオコメンタリー。「ここまでやるか!」な充実の質量と内容で、脚本を書籍として刊行して頂きたいなと思いました(でもアレはやはりオリジナル映像ありきの内容だしなぁ…)。
■ でもってアレを聞いて、「アニメはアニメとして面白かったけれど、やっぱ原作を完全再現したドラマCDとか出ないかなぁ?」と願いました。
この作品はそもそもがコント的な台詞の応酬を主眼とした作品なので(いやあくまで私見ですが)、ソレを高速高密度で再現して貰えたら、素敵オモロいモノになると思うのですが。
■ そしてアニメは撫子がフツーにかわいい妹系超萌えキャラに見えたことが、ある意味で一番凄かったなぁという私的感想。
(いや、小説版での彼女の『電波と紙一重の天然』な言動を(文章だけで)見ていると、可愛らしさよりもむしろ恐怖の方を先に感じてしまうので、「逃げろ阿良々木www(^^;;)」という気持ちになってしまうので…)
■ …とか思うと、『ヒロイン大集合』らしい5、6巻のコメンタリーが猛烈に気になるので、早く借りて視聴せねばなと思いました。
(割と恐いモノ見たさ)
(ガハラさんと委員長の場合だと、精神的な優位順列が明確なので怖さは感じなかったのですが…ガハラさんと撫子の邂逅て…原作でもまだ実現してないのに、どーなるのだ?)