10/11/11〜11/12

■ 『戦国妖狐/5巻』

戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)

戦国妖狐(5) (ブレイドコミックス)

神にせよ悪魔にせよ、人が人ならざるものの力を借りようとすることが最早人の領分を越える行いで、ならばこその『対価』の大きさと恐ろしさであり、すなわちそれそのものが『禁忌を侵す』ことへの罰でもあろうのかなぁ…とか?(不明)
真介に『仲間』と言われた迅火が…あの迅火が微かに見せた穏やかな微笑み。だがそれに応える術を失ったままの真介。この旅の中で変化を続けるふたりがたどり着く場所と、そこに見出す答えが何なのか。
ついに敵の本丸に殴り込んだ一行の武運を祈らずにはおられません。
あと、迅火の突発的なパワーアップの『方法』が興味深かったなと。この手の『能力の突然的な底上げ』は、ヘタにやると陳腐で嘘臭くなるのですが、あの一見デタラメなやり方が、しかし迅火の設定に上手くマッチしていて「なるほど!」と思わされる構造が上手かったなと思いました。

■ 『ういういdays/9巻』
ういういdays(9) (バンブーコミックス)

ういういdays(9) (バンブーコミックス)

恋愛手前を言ったり来たりだった哲平と知花が、つ・い・に〜〜〜っ!!!
…って、もどかしいカップルばかりを増やしてどうする?(^^;;)
いやそこがウリな作品ですが、そろそろ微笑ましくももどかしい、その一歩二歩先の物語も見てみたくなってきたかなと?
今巻ではついにサザエ時空(笑)を抜けて進級も果たしたことですし、以降のういうい新展開を楽しみにしております。

■ 『水面座高校文化祭/2巻』
水面座高校文化祭(2) (アフタヌーンKC)

水面座高校文化祭(2) (アフタヌーンKC)

弾ける笑顔に轟く嬌声。水面座高校の文化祭はまだまだ宴の真っ盛り。
その場所場所、それぞれに流れる時間毎に、催されるイベントと巻き起こる騒動の中。ある場所では文化祭委員長・都の可愛い親族が現れ、別の場所では生徒会長・梓に隠された秘密が明かされる。
今巻も、それぞれの事情や背景を抱えた文化祭参加者の活躍と想いが、何とも魅力的に綴られる1冊となりました。最後の最後に文化祭のスケジュール表が付録に付くといいなぁと思ったり?<ソコから改めて、時間軸に合わせた都の移動や活躍が見えると、再読するのが楽しくなるよなぁと。
「もう こんな時間か」と都は言っていましたが、できればまだもう少し。まだまだこの文化祭を楽しませて頂ければと願って止みません。

■ 『ブロッケンブラッド/6巻』
ブロッケンブラッド 6 (ヤングキングコミックス)

ブロッケンブラッド 6 (ヤングキングコミックス)

今巻収録最終話を読んだ後でタイトルを見返してみると、「血、か…」と生暖かい笑みが浮かんできます。うむ、素晴らしい血族だ!(笑)
てか巻頭の赤ずきんちゃん姿での超めくりと、ネコミミしんなり姿の絵面を見ながら、「もう、『男の娘』の冥府魔道に墜ちてもいいや自分…」と思いました。「可愛いは正義!」って、万能のキャッチコピーだよなぁ…。