ちょっと一息?@嘘喰い


■ そ れ を の む な ん て と ん で も な い 。
…まぁ飲まなくても結果は同じですが(笑)



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の230話感想。
斑目さんのめっちゃ思わせぶりな前フリを超ぶった切り、聞く耳持たずに即入力した捨隈の姿に爆笑しました。決断早ぇってかゴイスシカト!www
…とかいう超弩級のボケなのか、それとも一刀両断のツッコミなのかの判断が付きかねる彼の即決力にはなかなかシビレました(笑)
しかもちょっとだけってか中途半端に思い切っての[14]選択! いっそ一気に[16]か[17]とかの入力だったら武勇デンデンデデンデンだったのになぁ!

■ さておき。
2ターン目(捨隈後攻)が終了した状況で、判明してる情報を以下にメモ。

・ 正解数から [11]→[10]→[12]→[14] が除外
 ( [2]〜[6]、[20] も除外)
斑目さんは捨隈の珠数を1/5(最大1/2)に絞れた
 (客観的には、斑目さんの珠数は [1] [2] ではないと判明)
・ 捨隈は斑目さんの珠数を1/5(最大1/3)に絞れた
 (客観的には、捨隈の珠数は [1] [2] [3] [10] ではないと判明)

…でいいのだろうか?(アバウトだな…)
斑目さんは、『この2ターン目で捨隈は「後攻は外れても死なない」ことを念頭に置き、外れることを前提に斑目さんの持珠数を絞るために有効な数を入力&確認し、その後ドティ勝負を抜けて再び上階で入力するだろう』と事前に読んでいた(そして図星だった)模様。
■ とするならば、斑目さんの[12]入力というのもソレを見込んだ(思惑があった)上で、安牌数の入力であえて正解を外していたということでしょうか?
ソレは『3ターン目なら確実に捨隈を仕留められる(正解数を当てられる)策がある』(あるいは3ターン目でなくては仕留められない?)ための行動だったのか、あるいはレオ&雹吾を排除する時間を稼ぐための『ターン消費策』がこの2ターン目の勝負だったのだろうかなぁとか?
■ やー…にしても、(心象としての表現ではあれ)あのちょっとファンシーなマトリョーシカもどきの人形に、あんなにリアルな脳髄やら臓物やらが詰まっていようとはなぁ?<とかいうのをリアルに考えると、かなり結構猟奇的で恐い(^^;;)
■ 表現といえば、ドティのハズレ宣言の見開きページでの表現がスゲぇトキメキましたわ。スピーディーなのに何とも言えぬ緊張感溢れた余韻も含む、絶妙な『タイミング』の描写。スゲぇ!



■ そして『勝負師たる者にとって、『運命』とは組みし抱くものであり、頼るのは最後の最後』というギャンブラーとしての矜持を語った斑目さん。
彼がその哲学を実行するために『躊躇』しながらも選択し、そしてその選択を『後悔』しても使わざるを得なかったと言う『駒』。
『運命を組みし抱く』べく『捨隈の仲間を排除』するために使ったのは…もしかして『ロデム化した(させた?)マルコ』だったのだろうかと…。
■ 『(それしか使い道がなかった)駒』と言った時に歪められた斑目さんの口元が意味していたのは、その運用をせざるを得ない所まで追い込まれた自分に対する自虐の笑みなのか、あるいはその『駒』の実効性を確信しての愉悦の笑みだったのか…。
かつてマルコに「“人を殺せ”なんて言わない」と告げた斑目さんが、勝利のために『ロデム』を使ったとは思いたくないのですが。
■ 更に、悔恨の言葉を乗せた舌が乾かぬうちに、その後悔を「どうかしてた」と『嘘』として翻し、「こうやって(運命を組みし抱いて)生きてきた」と断言し直した斑目さん。
けれど目を伏せて何かを省みるように少し顔を俯けたその姿に、彼の『その残酷すらをも成してなお、勝利(生)にしがみつく執念の醜さと強さ』も感じた気がして、どうにも切なく思う反面、それでこその『美学』に酔わされもしました。
■…って、いや散々煽った文章を書いておいて何ですが、実際の所はまだ斑目さんが口にした『駒』とその『使い道』の『具体的な実体や内容』は明らかにされていないので、「本当に斑目さんが『ロデム』を使ったのかどうなのか?」は判然とせず、うかつな予断は許されないワケですよなー(特にこの作品の場合、読者の安易な先入観は往々にしてひっくり返されるのでw)
■ ちうか、「もうこの建物にお前の仲間は存在しない」「戻ってこない…」とかいう一見恫喝じみた斑目さんの台詞ですが、ソレに付けられたあの描写を見てたら「んー…ひょっとして『存在しない』ってのは、『味方は消された(始末された)』ってんじゃなく、『味方する者はいなくなった(レオと雹吾はもう助けてくれない)』つー意味かね?」とか思ったのですが…もしそうだとすると、マルコはマルコのままでいる気もするのですが、どうだろうかなぁ?<しかしマルコに懐柔工作が出来たのかと考えると、ソレも怪しい(笑)
■ まぁどちらにせよどうであれ、きっと先生はそれをも『成るべくして成ったもの』として、読者が納得できる形で語ってくださるものと思います。その『着地点』にも注視しつつ、以降展開を待ちたいと思います。
■ あと、『組みし抱く』の前に付けられた「必死こいて」という泥臭い言い回しがとても好きですよ。ぱっと見オサレ美形な斑目さんの、こういった些細な所に表れる『柄の悪い三枚目風味』が非常にツボです(笑)

■ ともあれ、そこまでして斑目さんが捨隈を『デスマッチ(3ターン目)』に引きずり込みたかった理由は何なのだろうかと。しかも『ソレに応じれば(そして勝てば)、もはや身を守る術のない捨隈に最上階での入力を許す』という破格の条件を付けてまで…。
■ 加えて、3ターン目を『ラストターン』と言い切っているので、斑目さんはもう『必勝のための布石』を終えているものと思われます。
恐らくは一連の勝負の流れや、斑目さんの見ていた『夢』、そして2ターン目で語った『捨隈に対する分析』、その全ての中にヒントは織り込み済みであるのでしょうが…捨隈にはその絡繰りが既に読めている様子ですが、読者として見ている自分には予想も付かないってか、もうサッパリお手上げですよ。
ソレは悔しいですが、いっそ一刻も早く回答を知りたいです!(^^;;)

■ ところで、先週UPしたネタのコメントでも書いたのですが、『100ml輸血』ってのは『致死量が明確な毒物』を加減して投与するのと違い、少量でも拒絶反応が出たら即アウトっぽい気がするのですが、実際はどうなのだろうかなぁと?

■ 次週、ドティ勝負もついに終盤戦へ!
…とか言って、ここでまた賭郎vsSATの方とかに視点移動する可能性もありますがw<いやそっちもそっちで気にはなりますが。
その行く末を目にするためにも、また来週まで頑張ろうという気になれます。
先生にも是非、元気で頑張って頂きたいなぁと願っております。