隣人@嘘喰い


■ ちなみに自分は全部体験したことがあります(寒)



■ UP時はもう木曜朝なので、今週の231話感想。
■ ドティ2ターン目(捨隈後攻)が終了した状況で、判明してる情報を以下に再度メモ(先週記事のコピペ&一部修正)

・ 正解数から [11]→[10]→[12]→[14] が除外
 ( [2]〜[6]、[20] も除外)
斑目さんは捨隈の珠数を1/5(最大1/2)に絞れた
 (客観的には、斑目さんの珠数は [1] [2] ではないと判明)
・ 捨隈は斑目さんの珠数を1/5(最大1/3)に絞れた
 (客観的には、捨隈の珠数は [1] [2] [3] [10] ではないと判明)

■ どうやらマルコは目撃した入力数をガチでド忘れしたようです(笑)
『貘はマルコに何を…!?』などというアオリ文句が付いていて、さも斑目さんが『マルコに何かをした』かのように想起させますが、そうではなく『マルコに見せる形で何かをした』可能性もあり、その行動の内容はまだ不明。
ただその行動は、マルコ(幼く純粋な倫理観念の所有者)が「ダメだよ…そんなの」と躊躇するような、ある種の『横紙破り』な手段ではあったのだろうなぁと。
■ 3ターン目への挑戦をゴリ押しする斑目さんに対してその『裏が見えた』と判じ、誘いを拒絶して外に出ようとする捨隈。ソレを見送る斑目さんがマルコに託した『五分五分』な可能性の内実は未だ不明ながら、この展開自体は斑目さんの思惑通りではあるようです。
■ さて、そんな捨隈の判断に対してモノローグで『…そーくると』とコメントした斑目さんですが、コレは捨隈の認識や行動が、『そーくると(思ってた)』という『自分の読みと仕掛けに沿った理想的な展開に対する台詞』なのか、あるいは『そーくると(するならば)』という『事前に予測していたいくつかの可能性のひとつをなぞる展開に対する台詞』なのか。
■ いやどちらにせよ斑目さんの思惑内であろうことに変わりはないのでしょうが、斑目さんの思考の回路(あるいは作法)の在り様に思いを馳せる読み手としては、いざその計略の実像と結果が露わになった時に、前述の必然性と蓋然性の差異はなかなか興味深い意味を持って形を成すのではなかろうかなぁと思ったので、まぁメモとして記しておこうかと。
■ そして何にせよ、捨隈の『読み』は外れている(どころか斑目さんの掌で転がされていそう…)だろうので、彼の口にする『仲間』という言葉と、斑目さんの口にする「もう来ない」という言葉が悲哀をもって響いてくるなぁと思ったり…。



■ そんな『血闘』の、外様に見えて影の当事者…黒幕である蘭子が満を持して舞台袖からスポットライトの真下に躍り出る驚愕の展開。
いやもー種明かしに驚かされた余韻も醒めぬままであのキメゼリフ付きの見開きページを見たら、本気で魂抜かれましたわ! かかかカッチョええ! 「もー抱いて!」って思いましたよマジ!(笑)
■ ってか、227話を見て「どこのパーティー会場にいるんだ?」と思いきや、めちゃめちゃタワー現地、それどころか内部の蝋人形館に居たって!
「そいや蘭子の周囲にいた人物の表情に、微妙な違和感を感じたっけなぁ」とか思い出しましたが、流石にこの真実は読めなかったですよ(^^;;)
ところで現場の散らかり具合は何なのだろうかと? 蘭子が自分が着られる服を漁った結果がアレだったのか…にしては大層な大荒れ具合で、他に何か理由があったのだろうかと疑問に。
とかいう乱雑な『着替え』の割に、脱いだ着物は傷まぬようキチンと人形に持たせている辺りに、蘭子のさりげない女性らしさが現れているのも素敵でした。
■ 疑問と言えば、『現在』の蘭子。
マルコとの戦闘後のレオとの会話を終えて着替えたようですが、それは作中時系列のどのあたりの出来事なのだろうかなと…レオが電話している頃に雹吾が三つどもえの戦いをしていると想定すると、蘭子が蝋人形館を出たのは雹吾がタワー内部に戻ってきた頃になるのかなぁ?
だとすると、ドティ2回戦が終了した現在、蘭子はどこで何をしているのだろうかという疑問が。『嘘喰いの暴力を殺せばおしまい』とか言ってましたが、まさか真っ正面からマルコとぶつかるとは思えな……いや、蘭子ならやりかねないだろうか?(^^;;)
先週のレオと雹吾の様子を思い出すと、尚のこと気になります。
■ あと『着の身着のまま』の押っ取り刀で駆けつけたような口振りでしたが、蘭子が一体どのような経緯から今回の『東京タワー決戦』へと至ったのか、ここまでの鞍馬組サイドの流れが改めて気になる所ですな。
かつて(再生には必要な代償であったとはいえ)『廃ビル』で辛酸を舐めさせられた時とは違い、今度は『頭』を備えて完全な姿で現れた『蛇』。直接陣頭に立つ蘭子とその仲間たちが、この終盤局面で更に巻き起こすであろう大きな嵐が今から楽しみです。

■ 新たな台風を迎えたタワーの外縁。賭郎vsSATの『決闘』でも、まだまだ高速&超展開が継続中。誰なんだかよく分からない(李っぽいですが、あの首グルリ状態でよく生きてたなぁ…?)賭郎側の2番手代表者が、電波系平成ポリスメン(笑)によって見せ場の一つもなくあっさりと撃沈させられていて、一瞬「アレ?どっか読み飛ばしてきたか?」と考えてしまいました(笑)
彼の『最後の言葉』は何なのだったろうかなぁ。
■ …というだけでも大概衝撃的な展開なのに、何事もなかったようにというか彼ひとりだけ時間が巻き戻ったかのように、随分前に聞いたことのある台詞と共にシレっと丈一が復帰。
そして泉江さんどころか判事までもが『鳩豆』な唖然呆然で超冷や汗の表情を浮かべる中、「面白い」の理由一つであっさり再戦の指示を出すお屋形様wwwいやマジ最高最強ぉぉぉwww
■ でもって丈一を振り返った時の泉江さんの表情が絶妙過ぎて、笑いと萌えと同情が渾然一体となった不可思議な感情に踊らされました。何ともオモロ不憫な愛らしさ…とでも言えばいいのだろうか?
泉江さんといえば、判事との通話で「次は/そろそろ」と言っていましたが、アレは『この連戦での敗北は想定(あるいは計画)内でしたが、そろそろ本命代表者を出して相手を殺りますか?』という意味だったのでしょうかね。あるいは『次はそろそろ大丈夫だと思うんですが…頑張ります』みたいな中間管理職の弁解な意味だったら泣けるよなぁ…<いや流石にソレはないと信じたい(^^;;)

■ というワケで、各所共に異相を加えて俄然盛り上がってきた今週の展開。
ここまでも十二分にエキサイティングでしたが、そこから更に加速&上昇するとは…本当にスゲぇ作品ですよなぁ『嘘喰い』は!
■ とりあえず、来週は丈一のリベンジ大作戦でしょうか? ここで丈一が勝ったとしても(ちうかコレで負けたらあまりにも不憫過ぎる…)既に突入人員2名枠を確保したSAT側(副総監)が、誰をどのタイミングで突入させるかも気になる所です。やはりソコで玉子課長の出番でしょうかね?
…いや、アレだけのイカレトンチキ強者を統べる長ですから、本人もゴイス暴とか異能とかの持ち主ではなかろうかという妄想。
■ その他バカ余談として、「電波系平成ポリスメン(笑)には、本家と違って美人の上司(黒澤さん)がいないのが心底可哀想だなぁ…」とか思いました。居るのは何か変な玉子課長だけだし。
…とかいう視点から考えると、斑目さんも随分と不憫だよなぁと…美形主人公なのに、当人はその旨味の恩恵に全くあずかれてないものなぁ…(遠い目)