11/4/7〜4/10
■ 『ネクログ/1巻』
- 作者: 熊倉隆敏
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/03/23
- メディア: コミック
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泥臭いのに幻想的。夢想に満ちているのにあまりにも現実的。前作同様、分かり易い華(『記号』としてのキャッチーな明瞭さや派手さ)には欠けるモノの、『物語』としての味わい深さと訴求力を存分に魅せてくれるなぁという印象。
『神』と言うほど無慈悲でもなく、『人』というほど狂ってもいない(だが逆説的に、人の視点から視ると彼の行為は『狂気』の領域に在る)、道士・胡の在り様、そしてまだ伏せられたその秘密が興味深く気にかかります。
が、ある意味一番気になるのは、僵屍である白杏の『心の在処』。
果たしてソレは完全に失われてしまったのか? あるいはまだどこかに残っているのか? もし宋の死闘と奮戦でそれが取り戻されたとして、その時に彼女はどうなってしまうのか…(生前や死亡時の端的な情報を見る限りでも、想像するにあまりある辛酸の片鱗が見えるのに…)
ひとりの人間と一体のキョンシー、それを道士がどこへと導くのか…彼らの辿り着く先に見える筈の景色を待ちわびております。
■ 『ペルソナ4/4巻』
- 作者: 曽我部修司,ATLUS
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2011/04/04
- メディア: コミック
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ってのも最高ですが、やはり巻末の「私が守ってあげる!!」な、覚醒りせの凛々しさで萌え死ねますわ。
いやもーペルソナ4のヒロインたちは誰も彼もが魅力的過ぎて、誰かひとりとか選べないですよな!<ゲームだと全股かけられるのでいいですが(笑)
アニメ化が決定したようですが、2クール位使ってガッチリやって頂きたいスね。
■ 『西炯子のこんなん出ましたけど、見る?』
西炯子のこんなん出ましたけど、見る? (フラワーコミックススペシャル)
- 作者: 西炯子
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2011/04/08
- メディア: コミック
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『学生の生涯』の『四畳 そして半』は、著者氏お得意の『男子と男子による、友情以上BL未満の絶妙な距離感(そして笑い)』が秀逸だったちうか、アレだけで単独でひと作品できるよなぁと思うのですが…わー、すげぇ読みてぇなぁ。
想像すると妄想が果てなく広がる『水元兄弟』や、日常の延長にいるのにあまりにもファムファタールな女性のエロスがにじみ出る『墨の香り』…対象の男性女性を問わず、著者氏のえがかれる人物たちの『艶っぽさ』には、脳内麻薬が垂れ流しになります。横たわる『間』の取り方が絶妙過ぎる!
しかし今作品集で一番のお気に入りは、やはり『ちるちる!』で!
賢すぎるのにあまりにも少年なあきみくんと、その自由奔放さがあまりに子供だけれど故に大人なあゆみさんの、オモロ愉快な小学生ライフ…がツボ過ぎてたまらんでした。本編で一応の決着はついているのですが、カバー周りのラフを見ると、まだまだ話は膨らみそうな? 続編を激しく猛烈に希望致しますよ!
そいやこのふたりを見ていると、『STAYラブリー 少年』の彼らを思い出すなと。
■ 『機動戦士ガンダムさん/ななつめの巻』
機動戦士ガンダムさん ななつめの巻 (角川コミックス・エース 40-31)
- 作者: 大和田 秀樹
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/03/26
- メディア: コミック
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『ガンダム創生の章』はすげぇ熱オモロいのですが、ガンダムさんとしてではなく別立てで刊行すれば良かったのになぁと思い始めました(でもそうすると『ガンダムさん』の刊行ペースが大幅に遅くなるかw)