21巻感想

■ ネタとか絵とか描く余裕がなかったので、まんま21巻の感想のみで!
(240話の感想は6/15の記事に)

嘘喰い 21 (ヤングジャンプコミックス)

嘘喰い 21 (ヤングジャンプコミックス)

屋形越えの権利を賭けた『帝国タワー決戦』。勝利をもたらすただ一つの『真実の数』を求めて死力を尽くす貘とマルコを、容赦なき敵の凶刃が襲う。
またその舞台袖でも、この勝負の成否そのものを左右する戦いが続いていた。
各々の血と熱を帯び、知と暴であざなわれて錯綜する戦線…『導火線』と化したそれは、塔の内外を業火で舐め尽くして戦域を拡大してゆく。

■ 細かい所は以下の【雑誌掲載時の感想記事】で。
220話221話222話223話224話225話226話227話228話229話230話

■ 表紙を見て「え?今着てる服のカラーリングってコレなのか!?」と思いましたが、どうなのでしょうか。てか、相変わらず斑目さんは「誰が着るんだよコレ?」系の服を着てるちうか…好きなのかルパン三世?(笑)
■ レオ&雹吾のダブル攻撃をしのぐマルコの死闘に、嵐童と丈一の死闘に乱入した雹吾の三つ巴の乱闘など、トリッキーな素敵バウトが収録された『暴』祭りな巻。しかも『暴』の才を致命的に欠く斑目さんまで、精一杯(つかもーいっぱいいっっぱい)な肉弾戦を!
肉体的には弱いけれど決して『弱者』ではない(その現実に甘んじない)、斑目さんの誇り高さと覚悟の強さには、改めて心酔させられました。
やー、性分的にはむしろ武闘派だと思うんですけどねぇ斑目さんは…しかし流石に天も三物は与えなかったか(笑)
■ 鞍馬組とQ太郎(てかマルコ)との因縁の過去。夜行さんと撻器による『號奪前哨戦』。更には満を持しての密葬課の長の登場…などなど、斑目さんと捨隈によるメイン勝負以外にも色々と興味深いエピソードが掘り下げられており、そのどこもかしこも気になってもどかしいですよ。
ですが、各状況をザッピングすることで開示情報をコントロールしつつ、絶妙なバランスで織り上げられてゆくこの焦らし構成が楽しくもあります。
斑目さんの『夢』の暗喩は、アレ(事前に捨隈の梟との対戦を視聴していたという事実)だけに留まらぬ気がするのですが、果たしてどうなのかは今後の展開を待たねばなりませんね。

■ 巻末は遭難話の続き…てか前巻のアレで終わりじゃなかったのか(^^;;)
■ 「無理だろコーヒーは(笑)」と思っていたらば、フツーに夢オチでした。
そして登場するなりいきなりボコられて逆さ吊りにされてる目蒲www
撻器に「貴公ほどの強者を」とか言われてましたが、生前はそれなりに実力を認められていたのだろうか?(あるいは例によって外伝のみの設定?)
…まぁどちらにせよ、あの状態で言われても微塵も説得力がないよなぁ(笑)
■ 正直今回はあまり面白くなかったのですが、次回、思わせぶりな表情で分かれた夜行さんのデタラメな活躍に期待したい所です。