11/7/4〜7/15

■ 『電撃テンジカーズ/3巻』

電撃テンジカーズ(3) (電撃コミックスEX)

電撃テンジカーズ(3) (電撃コミックスEX)

完結。よもやな三蔵太郎の『正体』&物語のオチは「事前に予測できてしかるべきものだったよな」などと思いつつ、実際に読んでいる時はそんな事は考えもしなかったちうか、そんなんどうでもいいからもっとこのデタラメ愉快な旅をずっと続けて欲しかったちうか…最後の最後まで腹の底から笑わせて頂きありがとうございました! 先生の次回作を心待ちにしつつ、その間もっかい1巻から再読したいと思います。

■ 『弱虫ペダル/18巻』
弱虫ペダル 18 (少年チャンピオン・コミックス)

弱虫ペダル 18 (少年チャンピオン・コミックス)

勝つためには他人の情すらも利用し、踏みにじってきた御堂筋。だがそうまでして求めてきた『勝利』は、彼が失った『かけがえのないもの』に捧げられ、引き裂かれた心の穴を埋めるためのものだった。だが、全てを賭けて挑んだ勝負の果て、彼に残されたのはひび割れた歯と心。
御堂筋は刻まれた敗北に膝を折るが、インターハイはまだ2日目が終わった所。このまま総北と箱学の決戦となるのか、それとも…。
母親が御堂筋に望んだのは「勝つ」ことではなく「前へ進む」こと。それを彼が思い出すよう願いつつ、決戦の3日目を待ちたいと思います。

■ 『7SEEDS/20巻』
7SEEDS 20 (フラワーコミックス)

7SEEDS 20 (フラワーコミックス)

『逃げる』という『選択肢』は、ずっとそこにあった。だが過酷という一言では語れぬ辛酸に視野を狭められ、あるべき『想像力』が奪われ続けていた。
当たり前であるはずのことが、そうではなくなる…その恐怖と残酷さ。それを乗り越える力を奪われたままだった安吾と涼は、彼らが『愚か』だと下に見ていた夏のBチームの言動によって、ようやく『過去』と決別する。
想い出の中から蘇った茂が安吾に語りかける。それは安吾の都合のいい妄想なのかもしれない。けれど生前の茂を思い出すと、安吾の思いえがいた姿があまりに実像を裏切らぬ姿で…「茂が最後に残していった想いがようやく安吾に届いた」と暖かく思えた事がとても嬉しいのです。
傷つけ合いながらも互いに代え難きものを与えあった『夏』のチーム。未だ続く窮地を乗り越え、この世界で「生きていきたい」と言った嵐の言葉が皆に優しい形で報われることを祈ります。

■ 『まかまか/3巻』
まかまか (3) (角川コミックス・エース・エクストラ 24-3)

まかまか (3) (角川コミックス・エース・エクストラ 24-3)

敵も味方も個性派揃い過ぎる中、桃井ちゃんがどんどん空気になっている気が…。<てか、あのキャラクターたちをどこで『敵味方』に分割できるのだ?<まぁ敦志は間違いなく孤立するよな。
『おっぱいまるだしスーツ』って、ネーミングがもう萌えないよね…誰か夏コミでコレのコスプレしないかなぁ?(笑)<よりにもよって夏か!死ぬぞwww
「『月刊モーホー腐女子エース』に改名するなら、『ヤングエース』ではなく『CIEL』の方なのではないかなぁ?」と思ったが、その誌名の本を手に取れる勇者(てか猛者)しか残らないと、雑誌の売り上げ部数は激減するだろうなと…(何の話だ)

■ 『放課後のカリスマ/6巻』
放課後のカリスマ 6 (IKKI COMIX)

放課後のカリスマ 6 (IKKI COMIX)

人の幻想を贖う『生贄』として買われる偉人のクローン。そのおぞましく逃れ難き『存在のくびき』を引きちぎるべく、巣たる学園を飛び立ったふたり…。
去った者と残された者…だが各々が立ち向かうべきものの正体は、まだ見えては来ない。閉じられた学園の外へと広がり行く世界の中、これから彼らがどこへ向かうのか、まだまだ興味は尽きません。

■ 『ヘタリア/4巻』
ヘタリア 4 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)

ヘタリア 4 Axis Powers 特装版 (バーズ エクストラ)

女子率が上がってきたのが嬉しいと思いつつ、子イタリアのネコ耳姿が一番可愛かったなと思ってしまう罠。夢オチな『ギャルゲー展開』は望む所なので、今後もまたやって頂きたいなと切望。

■ 『GANGSTA./1巻』
GANGSTA. 1 (BUNCH COMICS)

GANGSTA. 1 (BUNCH COMICS)

かなり端的に言えば、(峰倉+三輪)÷2+αな風情なのですが、漫画的な絵や語り口としてはこの著者氏のが一番好きだなと。
物語としてはここから面白くなる所だと思うので、次巻に期待しております。

■ 『銀の匙/1巻』
銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)
夢も目的もなく一般から農業高校へと入学した八軒の、右往左往で七転八倒な農高ライフ。
百姓貴族』でもネタになっていた著者氏の実体験による最新作。『家畜という形の命』をエピソードとして扱いつつも、そのシビアな現実を過剰に盛り上げることなくあくまで『授業(日常認識)の範疇』として語る、地に足の着いた、だが自然な緩急のシリアスさとコミカルさでテンポ良く進む物語。個性溢れる魅力的な登場人物たちが立ち会う、ひとつひとつのエピソードが興味深く、面白くてたまらんスよ!
彼らのような学生たちの行く先に職業としての農業や酪農があると思うと、その職に携わる方々やそこで生産されるものへの感謝を改めて再認識できるよなと…食事の時に何気なく口にする『いただきます』という言葉に、自然と実感を込めさせてくれるような作品。短くも長い高校生活の中で八軒がどのような夢を抱いてどこへ進むのか。今後も見守らせて頂きたいと思います。

■ 『ボアザン』
ボアザン (シリウスKC)

ボアザン (シリウスKC)

人間の在り様をめでて弄んでも、その生そのものを傷付けることはない。そこにある悲喜劇を観測すれども評価(ましてや断罪など)せず、ただ『愉快であれ』とでもいうように、魔女・ボアザンはステップを共にする『踊り手』を求めている。
3話で終わってるようですが、またこのシリーズの新作を読みたいものです。

■ 『さよなら絶望先生/25、26巻』
さよなら絶望先生(25) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(25) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(26) (講談社コミックス)

さよなら絶望先生(26) (講談社コミックス)

『ご期待先生』とその後の馬の回は、雑誌掲載時にリアルタイムで読んでた方がオモロかったなと。あの時の両誌の表紙も、カラーで収録してあれば良かったのに(笑)
ハルチリハルの波が、ついに『前回までのあらすじ』にまで波及<いやアリャ違うだろ?<もー本編でふたりがやりとりしててもときめくように…。
てかカバー裏の『始めての即売会』みたいな晴美ちゃんが、かわいいやらかわいそうやら…女子はこうやって腐に目覚めてゆくのだな…(遠い目)