2011/7/19〜7/23

■ 『百舌谷さん逆上する/6巻』

百舌谷さん逆上する(6) (アフタヌーンKC)

百舌谷さん逆上する(6) (アフタヌーンKC)

各々がそれぞれの思惑や情動のまま容赦なく全力過ぎるあまり、その良し悪しを問わぬ連鎖が全てをおかしな方向へと超速で邁進させる超展開に。
千鶴の取り返しの付かない方向への進化(笑)もアレですが、本来ならば喜ばしいはずである竜田君の正統派極まりない男らしい成長の方も、各所に対する『死亡フラグ』に見えて、ソレはソレで心配だよなと…ちうか毎巻楽しませて頂きつつ、いつも先行きへの不安が拭えぬ物語だよなぁコレ。

■ 『神様ドォルズ/9巻』
神様ドォルズ 9 (サンデーGXコミックス)

神様ドォルズ 9 (サンデーGXコミックス)

様々な出来事と修羅場すらをも養分として鮮やかに花開いた詩緒のストレートな成長に心躍り、また、全ての悲壮な出来事の根元へと単身生身で立ち向かった匡平の危うい活躍に手に汗握る最新刊。
匂司朗も何とか死亡フラグを回避できたっぽいので、どうにかこのまま丸く収まって、詩緒の満面の笑顔で終わるようなオチになってくれぬかと切望。
にしても裏表紙は吹きましたわ(笑)<何か昔、こんな感じのCMキャラがいたよな? 四角い枠にシンプル&クールな表情だけあって、「どうも、TVです」みたいなのだったような…。
今の所は割とイイカンジなアニメ版ですが、オチはどうなるのだろうかなと?

■ 『少年魔法士/14巻』
少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)

少年魔法士 (14) (ウィングス・コミックス)

もっとも残酷で容赦のないこの『結果』が、恐らくは過去最強の魔術師を産み出す…。
前巻から5年ぶりの刊行…すげぇ待ち焦がれてました!
最高に面白くてたまらん作品なのですが、その面白さを語るための言葉が自分の中から出てこない…orz(あと、『面白い』という形容も何か違うんだよなぁ…惹かれる…よりももっと強い…『虜になる』だと妙な方向に大仰だしなぁ…)
次巻の刊行はもう少し早いといいなと切望しつつ、ひたすらにその日を待ち続けております。

■ 『少女ファイト/8巻』
少女ファイト(8)特装版

少女ファイト(8)特装版

鏡子とサラの絆と、普段は『頼れる先輩』である彼女たちの少女な愛らしさが語られるエピソードが萌え過ぎで、特に由良木とサラの繋がり方がまた、トキメキたまらん!
広之の、自分のためさを隠さぬ本音で、だからこそ混じりっけない『個』として明へぶつかった、そのド直球なアプローチがステキでした。
で、特装版を購入したのですが、『明の描いた投稿原稿』の体を成した物語がまた素敵でしたよ。しかしぶっちゃけ、そんなに猫が大事だったのならもっと安全な場所に引っ越した方が良かったよネと?(^^;;)

■ 『のりりん/3巻』
のりりん(3) (イブニングKC)

のりりん(3) (イブニングKC)

いい大人たちの繰り広げる大人げない本気バトルが、素直に心地よい勝負展開でした。「いくつになっても心底夢中になれる何かと出逢えることは、とても素晴らしい事だよなぁ」…と心から思える、『楽しんだ者勝ち』を雄弁に語ったさわやかな展開で一安心。ちうかあの店で『週4日食事』というのは、色々な意味で罰ゲームにならんよなと思うのですが(笑)

■ 『ケロロ軍曹/22巻』いつどこから読んでも安心のオモロクオリティは流石。
てか、「そいやクルルの『カレー好き』という設定は、アニメ版では強化誇示されてたけども原作ではそーでもなかったっけな?」と思ったり。
次世代の『ケロロ』も登場して、ここからまた新たな局面も垣間見えてくるのかと思うのですが、やはり従来メインで頑張って頂きたいモノです。
新しいケロロもかあいいのですが、ヲタ成分とプチ毒が含有されていないのが物足りなくもあるのですよな。まー、だからこそ逆にどんな風にも染まりそうなので、以降の展開が楽しみであります。

■ 『3月のライオン/6巻』
3月のライオン 6 (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン 6 (ヤングアニマルコミックス)

その醜悪さを超えた先からどのような美しいものが見えてくるのだとしても、やはり『真摯で誠実な人が理不尽な迫害を受ける様』を見ているのは非常にストレスが溜まりますなぁ…そんな中で、林田先生の(スマートではないかもしれませんが)その大人格好良さにはかなり救われました。あと高橋君の真っ当さとかにも。
てかさー、あんなんされたらもー零に惚れちゃうやろひなちゃんは…それも何だか切ない話になりそうだよなぁ…(T▽T)

■ 『Helvetica Standard/1巻』著者氏の作風が大層大好きなのですが、その可愛くてユニークなエッセンスが詰まりまくった小ネタ集です。もー東雲家がかわゆ過ぎて転がりまくるぜ!(『日曜日の夜』とかね…とかね…ンモー!!!)
阪本(猫)の賢さ(故の微妙な不憫さ)に萌えるのですが、ひたむきで頭あったかい犬(名前なんだっけ?)も可愛いんだぜ!